どうも、回り道ばかりのろくでなし、節約系ミニマリストのルパン座3です。
11/10~11/11全国5万人くらいの高3生を対象に、
2020年度から始まるセンター試験に代わる試験
「大学入学共通テスト」のプレ試験が行われました。
台湾の大学へ進むため特に今受験勉強はしていない高3生が、
うちの職場でバイトとして働いているのですが、
その子が「全然センター過去問と違う」と言ってたので、
気になって問題を見てみました。
ちなみに毎年、暇つぶしにセンター試験の問題は解くようにしています。
国語と英語と日本史と政経なら今でも解けますのでね。
去年は好きな作家の井上荒野さんの作品が出たので楽しめました。
これがこれからの新しい大学入試問題だ
←ちなみにこちらにすべての問題解答が公表されています。
以下の写真はPCの画像をスマホでとったので、見にくいですが、
我慢してください。
まずは数学ⅠAですが、これには各大問中に記述式の問題が
混ざっています。
私はてっきり、60分マーク試験をといたあとに、
別で10分とか記述問題だけの問題が渡されてると思っていました。
各大問中に記述式の問題があるということは、
より時間配分が難しくなります。
そして、大学入学共通テスト全教科に共通してある基本理念として、
「日常と絡めた実践的な知識」を問いたい様なので、
このような階段の問題が出たようです。
こんな形式はセンター試験過去問をいくらやっても解けません。
英語は英検などの外部受験で、アクセント、発音、文法は見るということで、
大問1からいきなり短文から始まります。
短文と長文しか問題がないのです。
受験生が苦しめられてきた大問2の文法地獄から解放されたのは、
助かりますね。
短文と長文だけなら、英会話が強くて、
英語サイトを日常的に読む人なら練習なしで解けます。
社会人でも受験しやすくなります。
国語なのに、図も見て答えるという論説文です。
このように本当に日常で実践的に使えるかという点が、
かなり意識されているようです。
そして、応用力、思考力が問われます。
センター試験であれば、努力次第で点数を伸ばしていきやすいですが、
この形式になると、詰込み型の勉強法ではなく、
きちんと本質をとらえられていないと解けないという問題が
増えていくことでしょう。
大変な世の中だなと思います。
大学入試の仕組みが変わると、それに合わせて高校が変わり、
そして中学、小学校も変わることでしょう。
自分の子供に勉強を教えるということが、どんどん難しくなっていくことでしょう。
ますます、エスカレート式で大学まで行ける
私立大付属校の人気が上がるかもしれませんな。
2018/11/13記事作成