どうも、節約系ミニマリストのルパン座3です。
そもそもミニマリスト自体をテーマにした漫画というものが全くないので、
なかなか節約系ミニマリスト向けの漫画というものもないのですが 、
この「孤高の人」は、 ある程度、参考になる漫画かなと思います。
話の内容としては、冬の登山がテーマということで、
登場人物が、まあまあ死にまくる衝撃的な内容です。
加藤文太郎という大正時代の登山家をモデルにして書かれた、
1960年代の新田次郎の小説 「孤高の人」 を原案とし 書かれた漫画になります。
原案としているだけで、舞台設定は現代になっています。
お金を切り詰めて、 全て登山のための費用作りのために生活している
主人公の部屋は、 まさに節約系 ミニマリズムの極みです。
電気も水道も止められています。
自堕落に生きている、かつての高校時代の仲間は、
風俗嬢になって借金取りに追われていたり、
詐欺まがいなことをして生活をしていたりと、
ろくでもないことになっていますが、
その中で主人公は一人黙々と節制して、努力する日々を送っています。
しかし、この主人公も。登山家仲間の死を通して、
登山だけではない生き方を見い出し、 気象に関する仕事を始めます。
その頃でも部屋に物がないのは一緒ですが、
仕事の本だけはたくさん積んでいるという状態になります。
登山にしか興味なかった主人公が、 仕事にも興味が出てきているという状態です。
それでも誰かにお金を援助してもらうということは考えていなくて、
ただただ、自分一人の力で夢を成し遂げようと努力しています。
クラウドファウンディング何て言う甘っちょろいものに頼りません。
それでも色々あって、 結婚し子供が出来、家を引っ越します。
引っ越した先もテレビなどはないシンプルな家になっています。
節約系ミニマリストから、結婚したらシンプリストになるという
理想の流れが ここに見えるかなと思います。
このあと主人公は、 仲間と2人で世界最難関の k2と言う場所の冬山登山に挑戦し、
達成はするものの、 仲間は死に、 自分自身の手の指と足の指を 失うという
大けがを負い、冬山登山から引退します。
ちなみに、漫画小説のモデルとなった加藤文太郎は 、
31歳で剣岳登頂中に亡くなります。
そこは大きく変えられていますが、 必ずしもハッピーエンドではない終わり方も
いいなと思います。
雪山登山にハッピーエンドはないということでしょう。
一生、節約系ミニマリストとして生きるのもいいですが、
このように一生を賭けられるものを見つけ、
家族も作り、 ゆっくりと余生を送るというのも 一つの終わり方かなと思います。
では、ありがとうございました。
2018/04/17記事作成