節約系ミニマリスト0.5~怒涛の和牛農家就農編

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「逮捕時の犯人はなぜ笑うのか」の真実

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どうも、節約系ミニマリストのルパン座3です。

 

家族4人が切りつけられ、6歳の女児が死亡した事件で、

殺人未遂容疑で逮捕された前千葉市議小田求(もとむ)容疑者(46)(住居不詳)

の逮捕時の様子がニュースで流れていました。

 

その時、小田求容疑者が笑っているというか、

半笑いで家から護送車まで移動している様子が映し出せれました。

 

それに対して、ネットでは、

「人を殺しておいて何を笑っているんだ?」

「よほど恨みが強くて、その恨みが晴らせて、せいせいした表情なのか?」

という、小田求容疑者が頭おかしいサイコパスかのような指摘が

多いようでした。

逮捕時に笑っているというのは、異常だという見解が大多数でした。

でもこれは、大きな勘違いです。

 

「犯罪者は、一般人とはかけ離れている普通ではない人たちである」

という思い込みによって、逮捕時に笑うという行動を異常であると、

とらえているから起こることです。

 

恐らく、怪物、高畑勲監督であれば、

アニメ映画の中で、報道陣が詰めかける中での逮捕シーンがあったとしたら、

犯人が半笑いで護送車に入っていく様子を描いたのではないかと思います。

 

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 それくらい、笑いながら、護送車に乗り込んでいくというのは、

人としての当たり前な一面なのです。

 

異常な犯罪者が護送されている様子ではなくて、

自分自身が逮捕されて、護送されようとしている場面を想像してみてください。

自分がその場面の当事者だとしたら、どう行動するかを想像すればよいのです。

 

まず、罪を犯して逮捕までの期間ですが、

冷静に、どう逃げるかを考えられるかというと意外と難しいかもしれません。

それができる人間は、これまでに、

殺した後には、どう逃げようとシミュレーションを

したことがある人間なのかもしれません。

 

 

通常の自分から考えて、「人を殺す?俺が?いやいや、そんなことしないよ。」

と考えます。そんなことは起きるはずがないと考える。

とすると、

殺人自体がもしかしたら、なかったかもしれない、

ワンチャン夢だったかもしれない、

という現実逃避の妄想をしてしまうかもしれません。

そして、まあ、とりあえず寝てから冷静に考えよう・・・・と寝るかも。

 

そして、逮捕は早朝です。

寝ているところを起こされて、逮捕状を見せられて連れて行かれます。

着替えを許してくれる場合もあるでしょうが、だいたいは、

寝ているときに着ていたてきとうな服で連れて行かれることでしょう。

そのころになって、

「あ~やっぱり殺していたよね。そうだよね。そうか・・・・」

とやっと現実味が少し出てきます。

 

それでも、まだ夢の中の出来事のようで、

ふわふわしていると思います。

「あ~これが逮捕令状ってやつか・・・・3つ折りなんだな」とか

ぼ~と考えるはずです。

 

そして、家から出て、護送車までの移動の数秒間が

撮影され、ニュースで流れます。

その時に何を考えるかというと、反省とか怒りとかではなく、

「あ~ニュースみたいだな」

「本当に、報道陣はこんな感じなんだな」

という、ある意味ものすごく俯瞰した感情だと思うのです。

 

今までニュースで見ていたあの風景が自分の目の前で行われていて、

その渦中のど真ん中に自分がいるという事が、

いまいちピンとこない感じ。

そして、

「あ~すげえ、ニュースで見た光景だわ(笑)」の笑いなのです。

今回の小田容疑者はだいぶサイコパスよりな気はしますが、

殺人の達成感による笑いというよりは、この笑いだと思います。

 

なので、私も自分が逮捕された直後も笑ってしまうかもしれません。

逮捕されて数日たってからやっと、後悔と反省の気持ちがわいてくる

ものでしょう。

それまでは、単純に現実感が無い、夢の中にいるようなふわふわ

した気持ちというのが正しいとらえ方です。

むごい殺人をしていたとしていても、まだ現実のことととらえていない。

 

反省しようにも、現実として脳が認識しきれていないから

反省のしようも無いというのが一般人の犯罪後の感情です。

 

ある意味、犯罪者とは、

現実のことを現実のこととして、とらえる能力が低いともいえます。

 

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殺人などではなく、営利目的の犯罪の場合は、

現実感が無いわけではないと思いますが、

それでも「あ~すげえフラッシュだな(笑)」

とか、やはり、どこか自分が当事者ではないような俯瞰した感情で

笑っている気がします。

 

でもって、そのように逮捕時に笑ってしまうタイプの犯人は、

無職の人が多いような気がする。偏見かもしれないけど。

 

犯罪を犯す前の、通常の生活自体が、

うつろな、夢の中ようなふわふわした状態で生活をしているので、

他の外界と接点のある社会人と比べると

シリアスモードに頭を切り替えることが、遅いという

ことなのかもしれません。

そして、それは裁判中も、刑務所に行ってからも、

しばらくふわふわしているのかもしれません。

だって、今晩殺人をして、明日の朝逮捕されている自分なんて、

想像できないですよね。

でも、普通の人にちょっとした何かが起これば、

それが起きるのです。

 

決して、自分には起きないことだと思ってはいけません。

起こり得ることだから、被害者にも加害者にもならないように、

言動に気を付けて、

今この現実がまぎれもない自分の人生であるということを

しっかりかみしめながら生きなければならない。

そのように思うのです。

 

殺人の半分以上が家族による犯行、9割が顔見知りによる犯行です。

誰もが加害者にも被害者にもなりうるのです。

 

だからこそ、きちんと節約系ミニマリストに目覚めて、

物事の真実と常に向き合って生活すべきなのよね!

 

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2018/05/15記事作成