どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
沖縄県の衆議院選挙は毎回社民共産系の議員が小選挙区を取り、比例で自民の議員が復活して、結局どちらも議員になっているというつまらん選挙が多いです。今回もそんな感じになりました。
ただ再来年から実家の和牛繁殖農家を継ぐ予定の私からしたら、畜産族議員の代表格である鹿児島の森山裕、宮崎の江藤拓が受かっていないとちょっと怖いな~というのがありました。
といっても、この2候補の敵は社民と国民民主の新人だったので、負ける可能性はありませんでした。野党側もこの選挙区は勝てないと早々に諦めた感じでした。
畜産族議員にある程度踏ん張ってもらわないといけないいけない理由として、3年ごとくらいに改正がある、肉用牛売却所得の風特例措置があります。
肉用牛売却所得の課税特例措置
1頭あたり100万円(交雑種80万円、乳用種50万円) 未満であれば、年間の売却頭数が1,500頭まで、所得税や住民税が免除されるという仕組みとなっています。
これは鹿児島出身で税制調査会のドンだった山中貞則さんが通した特措法であり、これがあるかないかで年間の所得が数十万~数百万減ります。
たとえば牛の売却による800万円の収入があるとして所得税住民税ありなら、75万円くらいは取られてしまいます。和牛繁殖農家なら800万円くらいの収入は簡単にいきます。
この法律の問題は恒久法ではなく、特措法なので期限が来たら再延長するかどうかを決めないといけないのです。豚とか鶏、魚などにこのような優遇はないので、世論の風向きによっては再延長なしともなりかねない。
もし再延長なしとなると、私の生涯年収を数千万単位で変えかねないものです。
いや~とりあえず受かったようでよかった。
こうやって利権を守ろうとする団体がしのぎを削って予算の取り合いをしているんだね。
20211031記事作成