どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
ツイッターで珊瑚黒糖という黒糖の宣伝文を見ました。
『珊瑚黒糖』絶賛販売中🎉
— 黒糖屋(国際通り/沖縄) (@kokutoya_com) 2023年3月10日
自然栽培・手刈り・薪釜炊き
安心して食べられる、こだわりの手作り黒糖✨
「黒糖の概念が変わりました」
「販売のお知らせが来ると迷わず買います」等…嬉しいお声を頂いております☺️🙏❤️
メール便 同梱3個迄https://t.co/JDFFgFWiIT
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サトウキビは大量に枯れ葉が出る植物なので、それを畑に残してキビの周りを覆えば天然のマルチとすることができるので、農薬はそれほどいらない。
ちなみにマルチとは
↑こんなふうにビニールで覆い、野菜を植えるところだけ穴開けて植えると、ビニールのところに雑草はえない状態にする
サトウキビが盛んな地域は和牛農家も多いので、そこから堆肥をもらってきてまけば肥料代もいらない。化学肥料のほうがまきやすいけど、最近は値段も高騰しているから、牛糞堆肥のほうが良い。
沖縄奄美の土は石灰岩の上に赤土が載っている感じなので、石灰岩のカケラが自然と土に混ざるのですべての畑が珊瑚由来の土になる。
収穫もハーベスターという大型機械を依頼して収穫することもあるけど、これはサトウキビ1トン(買取価格2万円)あたり6000円取られるので、節約の為手刈りで収穫することも多い。なので手刈りは普通。
ということで実は栽培収穫段階ではふつうのことをしているだけなのだ。
おそらく味の違いは、素材ではなく昔ながらの窯焚きで黒糖をゆっくり作るという製法から来ているのだろう。
しかし、言い方一つでサトウキビ農家にとっては普通のことをしているのに特別なことをしているように表現できる。
やはり、どう良いものを作るかの努力と同じくらいにどう宣伝するかの努力が大事よね。
農家はどう宣伝するかの努力不足になりがちだ。
ナチスが一気に拡大した背景に、国民啓発・宣伝省というプロパガンダ専門の省庁を作り、広報の天才ゲッベルスを大臣においた
ということもあったわけだし、サムソンが家電を売るときに日本の企業の何倍も広告費をかけてシェアを日本企業から取っていったことも記憶に新しい。
良いものを作れば売れるという思考ではなく、良いものでも宣伝しないと売れないと思ったほうが良いなと思いながら珊瑚黒糖を見ていました。
20230319記事作成