どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
和牛の生産は
母牛に子牛を産ませ、それを9か月前後育てて売る繁殖農家と、その繁殖農家から買い取りさらに1~2年の期間本格的に大きくしていく肥育農家とに分かれて行われます。
大手だと繁殖と肥育のどちらもまとめてやるということもしています。
うちの実家は繁殖農家なので、そこまで肥育ということを意識してこなかったこともあり、驚愕の事実を知らないでいました。
それは「肥育後半の牛はひっくり返ると自分で起き上がれないし、そのままにしておくと自分の肉に圧迫されて呼吸困難となり死ぬ」
ということです。
逆に肥育をするということはそれくらいまで極端にでかくする、肉をつけるということでもあります。
そのような話を聞いても、ほんまかいな?
そんなあほなことになる?と疑っていましたが、農業大学校で育てている肥育牛の管理をしていると、「肥育は牛舎の前を通るたびにひっくり返っていないか確認すること」と重ねて言われます。
たしかに仕上がり切った肥育牛は本当に丸々としていて、出産間近の妊娠している普通の母牛よりも体がでかいです。
ちょうど一頭本日出荷予定の肥育牛がいたのですが、運搬車に乗せる際に後ろ足が左右にがばっと開いてしまい、それを立て直せないほどの自重のため又裂きみたいな感じで倒れてしまい、歩けなくなったそうです。
今回は怪我ですが、自力で立てない牛は病気で立てない可能性があるので肉にするための屠殺の許可が下りない可能性あり・・・
そうなると百数十万円分の売り上げが飛びますよ。
ただ意味なく殺すだけになります。病気の可能性ありなので、たとえ飼い主だとしても
肉にして食べることができません。
う~ん、ゆくゆくは廃牛予定のおばあちゃん牛を再肥育してみようかと思っていたけど、かんたんではないな~肥育は大量の穀物飼料を食べさせるからコスト高だし。
年1頭なら行けるかな~どうかな~
20230324記事作成