どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
農業大学校の授業の一環でバイオ 資材を活用した畜舎改善及び 循環型農業についてという 講演会を聞いてきました。
EMみたいな好気性細菌が色々入った水をふりかけて、硫化水素などの悪臭の元を発生させる 嫌気性細菌の割合を減らす という 水ですね。
実際その水を使っているという千頭以上 豚を飼っている豚舎にも行きましたが、確かに豚舎の割に臭いがかなり少ないなという感じはしました。
ただ講演会の資料の中で、ある和牛農家でこの水を使ったところ、10年間で事故率が0/200だったとか、3年間で事故率が0/60 だったなどありえない数字が出ており、一気に信頼度がなくなりました。
ちなみに 事故率とは、 生まれた子牛のうち、死産や出荷前に病気や事故死んでしまったりした子牛の数から出す割合です。
和牛については、生まれる時の子牛の大きさがかなり大きくなってきていることもあり、 全家畜の中でもトップクラスに死産率の高い動物となります。
そのため 事故率も上がってきます。
平均して 4%から10%くらいで事故が起きると言われてます。
それなのに10年間で事故が0件。
ありえないです。
この水を作っている業者のプレゼンを兼ねた 講演会 だったので、資料を作ったのはこの業者ですが、あまり 畜産の知識がない人だったのかもしれません。
でも大学の教授 や 沖縄高専の先生 沖縄の獣医師会会長なども この商品開発に協力してるんですよね。
そいつらが この資料を事前に見て 止めとけよと思いますけど。おそらく 事前に見てなかったんでしょうね。
講演の中で大学の教授の人は「まだ実験 段階なのでデータに偏りがある資料もあります」という風にフォローは入れてくれていましたけど。
こんな怪しいデータを出してくる業者の商品は話半分で聞かないと危ないな。
消臭能力は確かにあるのだろうけど、事故率は下がらんやろ笑
サンプルくれたから作業着の消臭にまず使ってきますわ。
20230421記事作成