節約系ミニマリスト0.5~怒涛の和牛農家就農編

投資のための節約。節約のためのミニマリズム。和牛繁殖農家を目指す。

家畜専門獣医しかいない離島では、病気や大けがをした犬猫には安楽死しか選択肢がない

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どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。

 

うちの実家は和牛繁殖農家をしています。

これをしていますと、年1回くらいのペースで牛の死と出くわします。

牛はかなり強い動物なので、成牛になればそうそう10年以内に死ぬことはありません。

 

なので一番多いケースは死産で、次に多いケースが病弱な状態で生まれた子牛がずっと病弱で健康になる可能性が低いときに安楽死させるというものです。

そのまま生かしていても大きくならないため売ることができず、それでいて世話の手間はかかるのでそのような処置となります。これについてはペットではないのでどうしようもありません。

 

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かわいそうにとは思いますが、かといって数十万円を無駄に使うわけにもいきません。子牛が死んだ場合は保険もおりますし・・・

 

ということで、普通の人よりは動物の死に関してショックを起こさないつもりではありますが、犬猫の病気や大けがの時はやはりきついです。

 

きついですが家畜専門獣医しか離島にはいませんので、病院で処置をしてもらうこともできません。まだケガなら家畜専門でも処置できるときもありますが、内臓の病気とかになるとお手上げです。

 

そうなると最終的には安楽死をしてもらうか、そのまま自然死を待つかという選択だけになります。

牛で慣れているので、そういう場面でも特に泣いて感情的になるということもなく、「犬猫が見るからに耐えがたく苦痛そうだったら安楽死、耐えられるくらいの苦痛の感じだったら自然死。安楽死も金かかるし。」という判断をします。

 

犬猫は家族だから~という気持ちもありますが、他の人と比べるとわりと早めに安楽死の選択肢をとるかもしれませんので、薄情にも見えるでしょうね。

 

前ツイッターで「猫だか犬だかの手術費用が高額で出せないから、私は高校進学しなくて良いので、自分の学費を手術代に充ててほしい!」と主張した子供がいて、そういうわけにもいかないから親がクラウドファンディングで募金を募ったら、「そういうときのためにペット保険に入っておくべきだったのだ」という感じで炎上していました。

 

ここで思ったのが、

大病の犬を手術で救う→命一つ救う。

大病の犬は安楽死させて、代わりに保健所から殺処分予定の犬を1匹もらってくる→命一つ救う。

ということなら、同じではないかとも思うのです。

「愛とは差別である」といいますが、まさにそんな感じだ。

だがやはり知らん犬より、かわいがっていた自分ちの犬を優先するのは当然だろう。

 

しかし、実際に手術費用40万円ですとなったときに自分ならそれを払うだろうか?

ペットを飼ったことが島にいたときだけだったので、手術するという選択肢がそもそもなかった。

 

もちろん、都会で動物を飼うならペット保険に入っておくべきだから、そもそも保険に入っていなくて40万円払わないといけない状況になってはいけない。

でも、実際そうなってしまったとしたらだいぶ困るな。

おそらく家族に一生恨まれそうだから借金してでも手術するだろう。

お金に余裕がない独身一人暮らしだったら・・・?安楽死をお願いするかもしれない。

どうしてもそういう損得で見てしまう。

 

そういうことまで考えると、なかなか私が離島でペットを飼うというのはハードル高いなと思います。一瞬、うちの実家の島で保健所から猫をもらってきて猫カフェしたいな~と思ったけどさ。

 

でも保健所で若くして殺処分される運命の猫を引き取って、数年、十数年生きてもらうとしたら、やる意味あるかもしれない。難しい問題だな。

 

20210323記事作成

 

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