今回は、見栄は死に至る病であるというお話を目黒区女児虐待事件からやってみます。
どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
見栄を張らないことに定評のある私ですが、そんな私でも、なかなか35歳にもなって「金が無い」と公言することは恥ずかしいものです。
「車を持っていない」と公言しては、「何で?」と聞かれ、「節約のため」と答えては憐みのまなざしを受けることは日常茶飯事です。
でもね・・・大きな声では言えませんが、私の月の手取りは19万円なのです。
沖縄ではこんなもんで普通なんです。もちろん、もっともらっている人はいますけど。
私の財産告白
その19万円のうち1/4以上にあたる5.5万円を、毎月iDeCoと積立NISAへ投資しています。加えて4.5万円を副業として開くカレー屋兼バーの開業資金と、年数回行く貧乏海外旅行の資金、その他何かあったとき用の資金として貯金しています。
「手取りの1/4を投資に回せ」
というのが、私が大好きな投資家「本多静六」さんの金言です。
私は手取りが少ないので、1/4ではなかなかお金がたまりません・・・
したがって倍である手取りの1/2を投資、貯金に回します。
ということで、のこりの9万円で生活をしているというわけです。
iDeCoは解約できないし、積立NISAは現金化せずにできる限り長期積立したほうが複利の恩恵を得られるから現金化しません。
ということで、私は手取り9万円の人間であるというつもりで、10万円は始めからないものとして生活をしています。
沖縄でも生活保護は12万円くらいもらえるので、そういう点では生活保護以下の生活です。だから、車なんて乗れないのです。9万円から駐車場代車の維持費、ガソリン代で月2,3万円なんて払えません。
これまた本多静六さんの金言ですが、
銅レベルのお金しかない人間が、見栄を張って金とか銀レベルの生活をしようとする。
だからお金がたまらないどころか、借金をすることになる。
生活レベルを上げるのではなく、むしろ鉄レベルに下げるべきなのだ。
そうして浮いたお金を投資に回し、そこから利潤が発生するようになってから生活レベルは上げるべきなのです。
正直私は、大学生の時のほうが今より贅沢をしていた気がします。
奨学金を多めにとっていたし、バイトをしまくっていたけど、納税額はそれほど多くなかったわけだから、自由に使えるお金が多かった。
目黒区女児虐待死事件の養父
目黒区女児虐待死事件では、無職の養父が女児にしつけと言って虐待を重ね、死に至らせた事件です。
以下記事からの引用
東京に暮らす高校時代からの友人は語る。
「雄大は東京に来てから事件を起こすまでずっと無職でしたが、友達から誘われれば普通に会って遊んでました。競馬、バスケのゲーム、飲み会などですかね。
とはいっても、雄大は金づかいが荒いタイプじゃありません。むしろ牛丼を食べてから合コンへ行くくらいの節約家です。
彼が金がないのに遊びに付き合ったのは、プライドがあったからだと思います。彼は昔からプライドが高いので、友人に誘われても『金がないからムリ』とは絶対に言えない。
だから普通に金のあるふりをして付き合っていた。俺もそれをわかっていたから金のことは訊くに訊けませんでした」
雄大は金に困っていたにもかかわらず、プライドの高さから友人や家族に相談することができなかった。しかし、貯金はどんどん減っていき、4月からは結愛ちゃんを小学校に通わせなければならない。
そうした状況が雄大の精神を追いつめ、今まで以上に余裕を失わせていた可能性は高い。
雄大はその焦りからか、就職活動の邪魔になるので息子をパソコンの傍に近づかせるなと言って、日中は優里に長男を連れて外出するように命じる。一方で、ハイムに残った彼はパソコンで職を探しながら、結愛ちゃんのしつけをすることになった。
まさに、見栄をはったがためにストレスをかってにためて、それを女児にぶつけたと言える。
自分に甲斐性も仕事にすぐにありつけるような経歴も能力もないことを認めて、奥さんと協力してバイトからでも始めれば良かったのだ。
そして、
「すまん、今は金が無い。おごってくれや~あと、なんか仕事紹介してくれんかのう?」と友達に正直に言っていれば良かったのだ。
友達もNOとは言わなかっただろう。
稼ぐ能力が無いくせにプライドだけ高くても仕方がない。
身の程をわきまえて、やれることからコツコツとでいいのだ。
2ch創始者のひろゆきさんを見習うべきだ。
彼は億万長者でありながら、おごりじゃないかぎり外食はほとんどしないし、
大学生の時から20年以上同じジャンパーを着ていたりするし、パンツは穴が開いてもなかなか買い替えない。
youtubeの投げ銭で数百円もらったことにきちんと礼を言う。
億万長者なのにだぜ?
だから、ますますお金は貯まっていくのだ。
彼女を作るために多少の見栄を張るというのは分からんでもないが、すでに結婚したわけだから、もはや見栄を張る必要はなかろうに。
見栄が殺してきた人間の数は、交通事故で死んだ人間の数よりもはるかに多いのではないだろうか。そういう点では、見栄は死神を呼ぶ笛なのかもしれない。
その点私は、東南アジアに海外旅行をしていても、客引きが全然寄ってこないくらい金が無いオーラを出しているから見栄なんてだいぶ捨てているわけだ。
私えらい。
ただ、そもそも、我慢せずに余裕で月10万円投資に回せるくらいの給料がもらえる様になりたかったな~月手取り30万円とかさ。
まあ、そのために仕事でもっと頑張らないといけない!っていうのは嫌だから、そうなることはないけどさ。
2019/10/27記事作成