どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
トイレットペーパー不足による混乱解決の一助になればと思い、節約系ミニマリストの私がkindleで自腹1300円払ってでも読んだ本がこちらです。
伊沢正名さんといえば、野グソのプロにして野グソの伝道者として有名な方です。
この作者はオイルショックでトイレットペーパーが品薄になった時に本格的に葉っぱで野糞をするようになりました。まさに今と同じ状況の時にです。
と言っても最初は作者も葉っぱで荒拭きして、最後トイレットペーパー1枚で仕上げをするという形で野糞をしていました。
しかしある時、 埋めていた野グソを誤って掘り起こしてしまいたことがありました。その時に、くそや葉っぱは綺麗に分解されてなくなっていたのに、トイレットペーパーはそのまま残っていたことに衝撃を受けたそうです。
トイレットペーパーは紙ですから土に埋めとけばすぐ土に帰りそうな気がするものですが、なかなか土に帰らないみたいですね。
そのため、その後は本格的に葉っぱのみでの野糞をするようになったそうです。なので、40年間野グソを葉っぱを使ってやっているというプロ中のプロです。
野グソのやり方としては、直径20cmくらい、深さ5から10 cmくらいの穴を掘り、そこに野グソをして草で拭き取るという形です。
そのまま葉っぱは野糞と一緒に埋めます。夏場であれば1ヶ月程度で葉っぱもクソも分解されてなくなるそうです。
また作者は災害対策としても、野グソができる林を街中に作っておくということを推奨しています。
災害時に仮設トイレをたくさん作るというのはなかなか素早く出来るものではありません。一方野糞しやすい林を街中に作っておけば、 コスト的にも安いとのことです。
まさに糞土師と自らを呼ぶプロの野グソの人です。
ちなみ野グソをしたあとは、他の人が掘り返さないように目印をつけておくことが大事です。
野グソのやり方とその思想についても簡単に触れられている本ですが、メインは「野グソ時にどの植物の葉で拭くのが良いか」ということの図解です。
まずはベタにフキ・フキノトウなどの紹介があります。
お尻を拭きやすいからフキとよばれるようになったくらい、キングオブおしりふきの植物です。まずはこれを探すと良いでしょうね。
葉がまだ若葉なのか熟葉なのかでふきやすさもかわるので、それぞれを点数化してくれています。
ちなみに葉っぱを、よりやわらかくふき取りやすいようにすることを作者は「半枯」と呼んでいます。
このように厚紙の上にちぎった葉を置いて、半日ほどおいておくとちょうどよくしんなりするみたいです。これは覚えておくと良い知識です。
そうはいっても、フキのように大きな葉があるとは限らないですよね?
たとえばヨモギなんかは傷薬としても使えるくらいですので、お尻を拭くのに使いたいですが葉が小さく拭くのが難しいです。
そういうときはこのように束の状態でつみとって、まるごとおしりふきに使えばよいのです。この発想はなかなか素人には思いつきませんね~多めに摘んで重ねれば問題なくふけることでしょう。
ヨモギなんかよりはるかに小さい葉を持つ植物の場合は、このように草玉を作ってお尻を拭くという技も紹介しています。これも半枯にしたほうがさらに使いやすいそうです。
「いやいや、夏春はそれでいいけど秋はどうするよ?葉っぱ枯れるぞ」だって?
その場合は枯葉に湿り気を加えることでやわらかくてしなやかな葉にすることで、おしりふきに仕えます。枯葉で拭くなんて考えたことなかったですよね。冬でも枯葉なら見つけられます。さすが糞土師と呼ばれる人です。
枯葉すら雪に埋もれているときはどうするか・・・・
そのときは雪玉にして、雪にしみこませるようにしてふきます。
冷たくて死にそうになりそうだけど、どうしても雪の中野グソをするときは仕方がない。
今回紹介した内容はほんの一例ですが、具体的な葉っぱによる野グソのやり方が具体的に述べられている本です。自分で買うのは非常にもったいないではあるので、誰か友人に紹介して、そいつに買わせて、そいつから借りるというのがベストでしょう。
ただ、私が記述した分の知識だけでも相当役に立つと思いますよ。
あと、野グソしたらきちんと手は洗いましょう!
まとめ
①事前に葉っぱをつんでおいて、葉をしんなりさせてからおしりふきに使う半枯の技を使うべし
②ヨモギなどは束ごとつんで使うべし
③小さな葉は草玉にして使う
④枯葉も湿らせば使える
⑤雪玉も使える
20200306記事作成