節約系ミニマリスト0.5~怒涛の和牛農家就農編

投資のための節約。節約のためのミニマリズム。和牛繁殖農家を目指す。

農家こそ節税と金融投資をしたほうが良い

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どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。

 

あと1年半たったら今の会社を退職し、実家の和牛繁殖農家を継ぐ予定で動いています。動いていく中で分かったことですが、農家は飲食店などほかの個人事業主に比べると節税と株式投資について語る人が少ないです。

 

なぜ農家が節税を語らないか 

もちろん法人化して人を雇ってバリバリ会社組織としてやっている大規模農家については、節税をしまくっていますし税理士もつけていることが多いです。

 

ここでいう農家は家族だけでやっている個人事業主としての農家です。

そのような規模の農家向けの本というと、「食べチョクでネット販売」とか「加工品も売って6次産業化」といった、農協にそのまま卸すのではない売り方を探していこう!という本ばかりで、小規模農家はこうやって節税して税金を最小限にしましょう」という本はあまりありません。

 

原因としては、節税を真剣に考える家族経営の農家が少なく、需要がないからではないだろうか。

そもそも売り上げ自体の規模が少ない場合、大して儲かっていないから節税するまでもなく所得税住民税は最低限レベルなので、節税をしない。

正確に言うと、何でもかんでも経費に計上しまくるという節税はするけど、それ以外の節税はしていない感じかな。「収入-経費=所得」の経費部分を増やす節税のみという感じ。

 

でも、マイクロ法人を作ってマイクロ法人と個人事業主の二刀流でいけば、国民年金よりも少ない支払額で厚生年金に加入でき、将来多めに年金をもらえる&健康保険については扶養もできるので、夫婦でそれぞれ払っていた健康保険料が半額になる。

そうなると年間30~100万円以上の差額になる。

www.rupannzasann.com

 そのような節税まではあまり浸透していない。

 

そもそも農家は職人気質の人が多いので、「儲けたい<良い物を作りたい」という気持ちのほうが強いのだろう。良い野菜を作る努力、それを売りさばく努力以上に、節税の努力をしたほうが手元に残るお金は増えるわけだが、それを潔しとはしないのだろう。

 

また日々額に汗して稼ぐという仕事なだけに、帳簿とPCをちょこちょこいじる経理仕事というのをめんどくさがっている、苦手であるということもあるだろう。特に高齢化が顕著な産業だし。

 

でもスマホで撮影したら自動で仕分けしてくれるアプリもあるので、それを日々やっていけば最後のところだけがんばれば税理士無しでもいける。

マイクロ法人の経理に関しては税理士にお願いしたほうが良いだろう。マイクロ法人では100万円以下とかの最低限しかお金の動きがないから、お願いしても20~30万円くらいでは処理してくれる。その費用もマイクロ法人の経費に計上すればOKです。

 

ということで、小規模農家だし、めんどうだし~という理由で節税しないというのはもったいない!ぜひ頑張ってやっていってほしい。夜は暇なわけだしね。

 

なぜ農家は金融投資を語らないか

つづいて金融投資については、投資の勉強とその処理がめんどうであるということがまずあるだろう。控除もあるのでiDeCoなどはやったほうが将来手元に残るお金は増えるのだが、面倒でやっていない農家は多い。

 

ただそれ以上に、儲かった分を土地購入や機械購入など事業拡大への投資費用に使いたいので、金融投資をしないのだろう。

でも投資のつもりで実際は、使いもしない高性能のトラクターを買ったり、無駄な増改築などでお金を減らしていたり、儲けるためではなく今の作業のきつさを和らげるために機械導入をしたりしている。

 

きつさを和らげるための機械購入は、仕事は楽になるが売り上げ増にならない。仕事が楽になったのだから、その分仕事を増やせば儲かる。

しかし、土地と作業人数に限度があるので、なかなか仕事を増やすことができないのでもうけを増やせないのだ。

 

ちなみにうちの実家の家業である和牛繁殖農家の場合、生まれたメス牛は売らずに母牛として残し、オスのみセリに出すという風にすれば、売り上げは半減するが資産は増える。毎年これをしていけば5年で頭数は5倍になる感じだ。頭数5倍になれば年収4千万5千万という世界観になってくる。

 

ただ実際には牧草地と牛舎の規模の関係でそんなことはできない。やりたければ3千万くらい補助金事情で申請して無利子10年返済で借りて増築&土地を借りるということをしないといけなくなるのだ。そうなると仕事量は膨大になるが、3千万円くらいならわりとすんなり融資してもらえる。

 

無利子で3千万円ポンともらえて、そのお金も10年以内には余裕で返すことができ、牛舎や母牛などを含む総資産が3、4倍にとなるとなると、いまさら株式投資な~という気がしてくる。株式投資で10年で4倍になる銘柄となるとかなり難しい。

 

ただそれでも株式投資などの金融投資も並行してやるべきである。

 

なぜなら、口蹄疫などの家畜伝染病、大型台風、大雨など農業には不確定要素が付きまとうから、投資したとおりに利益が上がっていくとは限らない。

リスクヘッジの意味でも稼いだお金は次の農業生産のために全投入するのではなく、

金融投資にも回していくほうが良い。先に述べた取り、農業のための投資資金は、無利子で貸し出してくれたりするしね。

金融資産がある程度確保できていれば、農業のための投資資金の申請もより通りやすくなるし、農業がすべったときも金融資産を売却して対応できるしね。

 

まとめ

ということで私は、「節税と金融投資をしながら和牛繁殖農家で儲けまくる」という方向で情報発信をしていきたい。

そのような情報発信をしている農家が全然いないので、貴重な情報となるはずだ。

20210826記事作成

 

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