節約系ミニマリスト0.5~怒涛の和牛農家就農編

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子供を殺してくださいという親たち

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 どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。

 

ここ半年色々あって精神疾患について調べたり、当事者の人に話を聞いたりする機会が増えました。

 

また、その半年の間にしょぼい起業で生きていくの作者である「えらいてんちょう」さんが、「精神障碍者にとって生きやすい世の中を」ということのテーマの一つに掲げて、「しょぼい政党」という政党を作り、政治活動もちょこちょこされるようにもなりました。


内田樹とえらてんの電話相談室 しょぼい生活革命

その活動の一環で電話相談室とか、電凸の生放送をYouTubeに頻繁に上げてくれています。それを見ていると、だいぶおかしいな~という方もたくさん電話をしてきます。

えらいてんちょうさんは、対応に慣れているので馬鹿にするでも邪険にするでもなくやさしく対応してくれているので、放送事故にはなりませんが、普通の人なら怖くて電話を切ってしまいそうな電話もたくさんあります。

 

やはり、精神疾患というものはどういうもので、どのように対応していかないといけないのかという問題について、日常生活ではタブーとして蓋をされ、見て見ぬふりしてしまっていることが多いな~と思います。

 

しかし、骨折するくらいの確率で一生のうち何回かうつ病など精神疾患になることはあるわけです。中学の各クラスには1,2名は不登校の生徒がいる世の中です。

なので、自分や家族に関して「あれ?おかしいな。」と思ったら一度、精神科とか心療内科に気軽に言っておくというのが大事なのだろう。

 

前振りが長くなりましたが、最近無料マンガアプリで「子供を殺してください」と言う親たちを見つけたので読んでいます。

「子供を殺してください」という親たち(新潮文庫)

「子供を殺してください」という親たち(新潮文庫)

  • 作者:押川 剛
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/12/25
  • メディア: Kindle版
 
「子供を殺してください」という親たち 1-6巻 新品セット

「子供を殺してください」という親たち 1-6巻 新品セット

 

 本の方も図書館などで探して読んでみます。漫画版が非常に勉強になる。

これを読んだ後だと、引きこもり問題についての見え方も大きく変わってくる。

「子供を殺してください」と親が発言してしまう環境にも理解が示せる。

 

ちなみに作家の押川さんは、家族からの依頼を受けて病院まで患者を移送する業務をされている方です。その押川さんの提言としては、(押川さんのHPより)

押川の提言 | 押川剛 公式ブログ

 2014年の法改正により、国(厚労省)は「入院治療中心から、地域社会中心へ」と舵を切ったのだが、その理想とは裏腹に、医療につながることさえ難しく、苦境に立たされる家族、そして対象者が増えている。


相次ぐ親族間の殺傷事件、近隣トラブルの事件化……その背景に、「精神科への入通院歴があった」「意味不明な言動があり、刑事責任能力の有無についても慎重に調べている」といった説明が付け足されることも、少なくない。


このような事件を未然に防げないことが、「精神障害者は危険だ」「怖い」という無用な差別にもつながる恐れがあり、俺はそれを非常に危惧しているのだ。


誤解のないよう申し上げておくが、大多数の精神障害者の方々は、定期的な通院や服薬をすることで、仕事をしたり家庭をもったり、ごく普通の生活を送っている。


ではどうしたら、「最悪」ともいえる状態にある、対応困難な家族の問題を解決できるのか。
俺の提言は、「初動対応・介入・連携」ができる専門家=スペシャリスト集団を、国が率先して作るべきだ!! というものである。

家族の問題だから外部の人間を入れてまで無理やり病院まで連れていくべきではないという意見があるが、本人はもちろん、その家族も疲弊し正常な判断がつかなくなっている可能性を考えると、移送のプロがいるというのは選択肢としてありがたい。

 

とりあえず私は、親兄弟姉妹に対して、

「私になんか精神ヤバそうな感じがあったら、その時の私が大丈夫と言おうが病院連れて行ってくれ、その時になったら正常な判断ができていないだろうから」

と伝えているし、先に親兄弟姉妹がそうなったらそのように対応するつもりだ。

 

このような約束を家族観でしておいたほうが良いと思う。自分がおかしいときは自分では気が付かないが、周りから客観的に見ればおかしい時はきちんとおかしく見えるのだ。

 

そのような覚悟と約束を事前にしておけば、たとえ病んでも多少は落ち着いて対応できるだろう。

 

20200202記事作成