どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
昨日ブログを書いていて、ギリシャだかメキシコだかの漁師とハーバード大学でMBAを取った経営コンサルタントの有名な小話をふと思い出しました。
→この本の中でもたしか出てきていたと思う。
元々誰が作った話なんだろうね?
有名な話なので皆さん知っていると思いますが、簡単に流れを書きますと
①ある島に漁師が住んでいて、毎日最低限の時間だけ漁をし、家族で食べる分の魚を残し、余った魚を売って野菜などを買い、生活をしていた。漁をしていない時間は家族と話をしたり、歌ったりギターを弾いたりしてのんびり暮らしていた。
②そこにハーバード大でMBAを取った経営コンサルタントが来て、「もっと多くの時間漁に出てお金をためて船を大きくし、さらに稼いで法人化して従業員を雇い、どんどん儲けていくべきですよ」というアドバイスをする。
③漁師が「どんどん儲けてそのあとどうするのか?」と聞くと、「会社を売却して引退し、南の島でのんびりギターを弾いたり子供と遊んだりしながら生活をするのです。すてきでしょう?」と答えた。
④「いや、それ今の生活と変わらんやんけ!」
というお話です。
一生懸命働いてお金を稼がなくても、今の現状で楽しく暮らせるよという指摘になります。
もちろん、会社を作って~ということで地元に雇用を創出したという偉業を成したという差は出てきますが、周りのことなんか知らんというスタンスでいえば、必要ないことだ。
あと会社を大きくしていく過程で、島でゆったりしているだけでは味わえなかったことを都会で味わえたりするかもしれませんが、無欲でそれに興味が無いというのであれば、それも必要ないとも言えます。
漁師ではありませんが私は南の島の農家出身なので、その漁師と同じように島でゆったりと生活をするというぜいたくを選択可能でありました。
儲かりはしないけどそこまで仕事頑張らないでも、自給自足もしつつで生活費下げて生活できた。
ただ、ゆったりと何もないところで生活するというのが退屈で、高校進学時から島を出ました。
そして今、3年半後に島に帰って実家の畜産業を継ぐつもりで動いています。
そう考えると、中学卒業後からの21年間いったい何をしていたんだろうか・・・とも思うのです。無駄に外に出て苦労しないで、島でごろごろしていたらよかったのではないかとね。どうせ外に出ても大して稼げていないしな。
ただ、島に残っていたら節約系ミニマリズムに目覚めずに、浪費を繰り返していただけのような気もします。暇すぎて精神病んでたかもしれないし。
島→外→島と一周したからこそ、そのありがたみが分かったとも言えます。
なので、遠回りしたけどそれが近道だったのだ。
逆に島から出ていなかったら、35歳になってから「このままではいかん!島から出よう!」という動きをしていたかもしれないしね。
島→外(今ここ)→島のあとにまた外に出たくなるかもしれないし。それはそれでよいし。正解不正解というかどれも正解な気がするな
20201221記事作成