どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
読書好きの私としては、毎年センター試験現代文でどの作家が出題されるかをたのしみにしています。もっとも受験生が多い試験で出される文章ということで、秀逸なものが多いです。
センター試験最後の年となる2020年は、
評論で河野哲也『境界の現象学』
小説で原民喜「翳」でした。
河野哲也さんは現役の立教大学教授です。
こんな現役バリバリの教授の文章が使われるということがあるのですね!
所属の文学部教育学科は倍率が上がるかもしれんな~
原民喜(はら たみき)と言えば、現代文の教科書とか中学の教科書にも載っていたことがある広島の原爆体験を書いた「夏の花」3部作、「原爆小景」(水ヲ下サイのやつ)で有名だけど、
「原爆小景」より
原 民喜
水ヲ下サイ
水ヲ下サイ
アア 水ヲ下サイ
ノマシテ下サイ
死ンダハウガ マシデ
死ンダハウガ
アア
タスケテ タスケテ
水ヲ
水ヲ
ドウカ
ドナタカ
オーオーオーオー
オーオーオーオー
逆にそれ以外知らんな~「翳」(かげ)という話は短編かな?翳の字も項羽の首を取った王翳(おうえい)でしか見たことない字だし、
意味調べたら
①きぬがさ。羽毛で飾った絹ばりの傘。 ②かざし。舞うときに持つ羽飾り。 ③かざす。おおう。 ④かげる。かげ。かげり。くもり。「暗翳」「陰翳」「翳翳」 ⑤かすむ。目がはっきり見えなくなる。「底翳(そこひ)」
だって。どんな話か気になるね。まあ、暗い話だろう。
河野さんのほうが個人的には気になるので、図書館で探してみようっと。
センターに出るくらいの人だからもちろん図書館にも置いてあるだろう。
というか、この「レポート・論文の書き方入門」シリーズは大学生のうちに読んでいる人は多いかもしれない。私も読んだ気がするわ。やっぱりすごい人なんだな~
20200118記事作成