節約系ミニマリスト0.5~怒涛の和牛農家就農編

投資のための節約。節約のためのミニマリズム。和牛繁殖農家を目指す。

今、あえて正田圭の「サクッと起業して、サクッと売却する」を買って読んでみた

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どうも、脱社畜サロン炎上騒動から、えらいてんちょうさんのファンになった、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。

今回は伝説の「偽」連続起業家正田圭さんについてのお話ですよ。

 

 

脱社畜サロン炎上騒動(正田圭騒動)とは

炎上の原因は、サロンのオーナーの一人である正田圭さんの経歴詐称でした。

サクッと起業してサクッと売却する  就職でもなく自営業でもない新しい働き方

サクッと起業してサクッと売却する 就職でもなく自営業でもない新しい働き方

 

2〜3桁億円の 規模の M & A をやっていると吹聴していましたが、 結局そのような規模のM&Aをやったことがないという結果でした。

 

「さおだけ屋はなぜ潰れない」て有名な公認会計士である山田真哉さんの事務所が、会計責任者でしたが、 金だけもらってろくに管理してないからなのか、 そのことを見抜けず、 擁護するつもりが火に油を注ぐようになったりしましたね。


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山田真哉さんは 作家として有名ではあるけれども、公認会計士としての能力はどうなんだろうと いう疑いも持たれた騒動でした。

 

騒動が広がるにつれ、そもそも正田圭さんは、連続起業家と名乗っているけど、まともに起業すらしてないのではないかという疑いまで出ました。

 

しかし!

実際にその著書などを読んでもいないので、 まだ私としてはそこまで疑うことはできませんでした。

なのでこの度 正田圭さんの 一番の代表作を読んでその真偽を確かめてみました。

新品を購入しましたよ。

 

 

他の人の書評
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このようになかなか低評価が続いています。

炎上騒動は2019年の1月なので、 すでに炎上前からこの本を手に取った人からは、

「こいつは胡散臭い」と思われていたようですね。



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ちなみに出版社は TSUTAYA 傘下の CCC メディアハウス という小さな会社です。

昨年度は赤字で終わったようなので、 ビジョンも理念もなくとりあえずお金を稼ごうとしてこの本を出したのかもしれません。

 

 

私なりの書評

結論としては、 こんなに内容の薄いビジネス本を初めて読んだなというのが感想です。

 

一番の問題は、「サクッと起業してサクッと売却する」ということが主題の本なので、起業の仕方とその売却の仕方について詳しく書いていて欲しいのですが、肝心のその方法論や具体的な数字、情報がほとんど載せられていないので、 参考にできないという点です。

 

ではどのようにしてページを埋めているかといえば~

他の成功している 連続起業家や iIT起業家業などの実績や名言などを紹介したり、 専門用語を説明したりということでページを埋めています。

結局、誰かから聞いた話を何となくまとめた本という感じがします。

 

実際問題この人が本当にやったことは、

①ブログなどの SEO 対策の Web サイトを10代で作り、 それを 数百万くらい?で売却してお金を作る。

②そのお金で Web 広告などをやる会社を作り、 どこぞの会社がやっていたニュースサイトを 安くで買い取り、 そのサイトでブログかと思うような内容の薄さで企業買収などについての 情報発信をする会社を作る。

③起業したい素人へのアドバイスや セミナーなどをすることによりお金を稼ぎつつ、M&Aを成功させるコンサル会社的なことを始めようとしていた。

④目立ちすぎて えらいえらいてんちょうに叩かれて逃げ出した。

 

という感じな気がします。

 

本の中では、肝心要のはずの「何という会社を何という会社にいくらで 売却した」という情報が詳しく出てこないのです・・・・

 

売却金額は契約上の理由で出せないかもしれませんが、 売却されたということは 公にしてもよい情報のはずです。

連続して毎年のように企業売却を10年近く続けてきたはずなのに、その情報が全く出てこないというのはやはりおかしいです。

 

この本を読めば誰でも、正田圭さんの、そのおかしさが手に取るようにわかるという意味では、一周回って良い本なのかもしれません。

 

ただ、一番の問題は出版社だと思いますね。

こんな明らかにおかしい詐欺まがいの本を出版した出版社の姿勢が、そもそも問題なのです。編集が出版を止めるべき本です。

 

全くもって買う価値のない本なので、 今後図書館などに並べられることもないでしょうし、 間違っても自腹で買ってはいけません。

一番良いのが人から借りて読むということでしょう。

 

そこでご提案ですが、

うちの喫茶店に来て頂いた方には 、無料で貸し出しますので開店の際には、 ぜひ来店いただき、読んでみてください。

 

2019年6月15日記事作成