どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
立ち食いでお手軽な値段でステーキが食べられるというスタンスで急成長を遂げた「いきなりステーキ」が失速し、5年前に完全なる二番煎じのパクりで登場した沖縄発のステーキチェーン「やっぱりステーキ」が急成長をしています。
このやっぱりステーキのすごいところは、店名とステーキを出すというところ以外は、全然いきなりステーキの真似をしていない点です。
普通二番煎じでやる場合、本家を丸パクリしてちょっと安い値段で出すことで本家をつぶしてくるのですが、やっぱりステーキは違います。
やはり一番は値段でしょう。
いきなりステーキがサラダとライスとスープをセットにしたら200gのステーキで税込みで2千円以上かかるところを、税込み千円のみで出しますwまあ~安い。
しかも、サラダ、ライス、スープはお代わり無料。
さすがにこんなのを出されたら、いきなりステーキは負けちゃいます。
でも、なぜそんな価格で出せるのか?という点が大事ですよ。
なぜそれができるかというと、徹底した無駄の排除でしょう。
券売機を置くのは当然として、低価格で提供するための仕組みはそんなものではないです。
①客に焼き加減を聞かない。
溶岩プレートに載せて全部レアで出します。
もうちょっと焼きたければ、ナイフで切った後に自分で溶岩プレートに押し付けて追加で焼く形です。
これのすごいところは、熟練の腕なんて必要がない点です。バイトでも練習すればすぐにできるようになるので、人手不足に強いのです。実際、高校生のバイトも多いです。
熟練の腕が必要ないからフランチャイズ展開もやりやすい。
②味付けをあまりしない
最低限の塩コショウのみで提供するので、これまた熟練の腕がいりません。
味付けはテーブルに並べられた数種類のソースで自分でアレンジします。
③サラダ、スープ、付け合わせを頑張らない
サラダと言ってもほぼ千切りキャベツとマカロニのみです。
スープも具がほとんどない卵スープ。それでも無料で食べ放題なので文句は出ません。
ステーキに付け合わせのポテトとかコーンなんてものもありません。
ステーキの上にカリカリのガーリックチップが乗っていたり~もありません。
④ライスがそこそこの味
ライスの味については大戸屋とかやよい軒に比べるだいぶレベル低いです。ただ無料なんでね、文句は言えない。
⑤③④をセルフで入れる
セルフで水やライスやスープなどを取りますので、人が必要なくなりますし、店員に頼まなくて良いので、何杯でもお代わりしやすいです。お代わり無料!となっていても、店員に声かけないといけない場合、3杯目は頼みずらいものです。
⑥それでいて持ち帰りもできる
ステーキ屋なのに持ち帰りもできます。その場合は弁当箱に店員が詰めてくれます。
持ち帰りでも容器代は発生しません。その代わりお代わりができませんけどね。
スープもきちんとつけてくれます。
1480円の200gステーキセットのお持ち帰りがこんな感じ。
持ち帰りの写真が撮りたくて持ち帰ったけど、やっぱり店内で溶岩プレートで熱々にして食べたほうがいいな。もちろん、弁当でもおいしいけど。
持ち帰りができるので、差し入れとかにも使えるんだな~すばらしい。
こうやって原価を下げられるからこそできる値段です。
いきなりステーキはどうしても熟練の腕が必要なシステムにしてしまっているので、客単価を上げようとしてしまう。そこがつらいところだ。
本当にうまいステーキを食べるならきちんとしたところに行くし、ちょっと肉食いてえな~くらいならやっぱりステーキくらいが手軽で良いのだ。いきなりステーキは半端な価格帯になってしまったのでつらいな。
ということで、今後いきなりステーキが座っていた位置は、やっぱりステーキに置き換わっていくと思う。このやっぱりステーキのシステムに勝てるようなステーキ屋が出てくるか?というとちょっと難しいんじゃないかな~
20200303記事作成