どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
ミニマリストの中でも、特に節約系ミニマリストが
最終的に目指していくものは何でしょうか。
節約系ミニマリストは3パターンに行き着きます。
まずは、大原扁理さんのような都市部で、
最低限の労働をしながら、お金をかけずに日々を楽しむというスタイルがあります。
仕事を続けながら節約系ミニマリスト生活をしたければ、
基本この形がベストでしょう。
その対極として、経済活動から抜け出すという形で、
出家という方法もあります。
お金を稼ぐことはしないで、ただただ毎日魂の安寧を目指して、
修行をするという日々です。
個人的には、何よりも自由を優先したいので、
まず、この方向に行くことはありません。
最後に、田舎での自給自足生活です。
小屋暮らしもその延長です。
田舎はどうしても不便で退屈な場所なので、
一人で戦うというのは大変です。
できる限り集団で活動し、お互い協力して生活するという
スタイルになって行くでしょう。
この形で有名なのが、はてなブログでは、
山奥ニートの人達やPhaさんとなるでしょう。
私としては、都市部で節約してお金を貯めて、
半年田舎での自給自足生活&半年海外旅行生活へ最終的に移行して行く
予定です。
田舎での集団で自給自足生活をしようかなーと考えて色々探していて、
ヤマギシ会を見つけました。
ある程度社会問題になったので40代以上の方はご存知かもしれませんが、
20代30代の方は分からないのではないでしょうか。
ヤマギシ会について
ヤマギシ会とは ウィキペディアより
幸福会ヤマギシ会(こうふくかいヤマギシかい)は、農業・牧畜業を基盤とするユートピア[1]をめざす活動体(農事組合法人[2][† 1])。通称は「ヤマギシ会」「ヤマギシ」。1953年(昭和28年)、山岸巳代蔵の提唱する理念の社会活動実践母体「山岸式養鶏会」として発足、約10日後に「山岸会」に改名[4]、1995年(平成7年)に名称を「幸福会ヤマギシ会」と変更[5]。所有の概念を全否定し[6]、「無所有一体」の生活を信条としている。1960年代に起こった、いわゆるヒッピー共同体(原始共産主義)に例えられる場合もある。アーミッシュとは、その意味合いが異なる(アーミッシュはキリスト教と家族を重視)。
売り上げ規模では農事組合法人のトップに位置している[7]。ヤマギシズム[† 2]社会を実践する場であるヤマギシズム社会実顕地が全国に26か所あり、約1500人が共同生活を営んでいる[9]。また、ブラジルやスイス・韓国・オーストラリア・アメリカ合衆国・タイなど[10]日本国外にも6箇所[9]の社会実顕地があり、社会実顕地に未参画の会員が5万人ほどいるとされる[11]。ヤマギシズム社会実顕地では野菜や果物、家畜などが育てられており[12]、農産物加工品を全国販売している[9]。「エコビレッジ」の先駆者として評価されることもある[9]。
特別講習研鑽会(ヤマギシズムの理念や思想を体験的に知るために参加者全員が車座になってひとつのテーマを深く議論する「研鑽会」が主)と呼ばれる一週間の合宿形式の講座を受講すると会員となることができる[13][† 3]。会員は「研鑽学校」と呼ばれる2週間の講習を受講することでヤマギシズム社会実顕地に参画(入村[15])する資格を得ることができる[16]。実顕地における生活は私財をひとつ財布に入れ[† 4]共に研鑽生活を営むことが柱となっている。
詳しくは
あくまで私個人の解釈としてのヤマギシ会とは?という説明としては、
(メリットとデメリットも併記)
①ある意味、カンボジアのポル・ポトが目指そうとして、
うまくいかなかった原始共産主義を成功させた例。
キリスト教の教えの要素が無いアーミッシュに近いと思う。
②農業、牧畜をして収益を上げ、その利益をヤマギシ会に内部留保として、
貯めている。それを教祖や幹部が使い込んで、裏でぜいたくしている
というわけではない。会の維持と拡大にその利益は使われる。
給料という概念が無いので、朝から晩まで毎日働いても、
貰えるのは月1万円だけの生活。
③そもそも私有という概念が無く、すべての共有財である。
その点、シェアリングエコノミーの先駆けである。
しかし、一部をシェアするというのと、全部をシェアするというのは、
本気度が違う。
子どもも生まれた後、共同で育てるため、
子どもと指導者だけの村と、大人だけの村と住むところが違う。
昔は月一しか親子は会えないという形だったが、
最近は夕食は一緒にとか、週末は一緒にというふうに
緩和されている。
④入会の段階で、一切の私有財産をヤマギシ会へ寄付する決まりがある。
脱会するときもそれを返してもらえなくて、裁判になっている。
そのかわり、衣食住は保障されるので、生活できないという
不安は一切ない。
⑤ホームレスの人や生活できないけど生活保護に落ちた人は、
ここで生活するという選択考えても良いと思う。
財産がある人ほど、入会はためらうはず。
⑥勤勉な男性には結婚する権利が与えられて、会の高校卒業して数年たった
20代前半女性と結婚することができる。
相手を選ぶことは一切できない。
男性は30~40代で結婚することが多く、20代前半の女性が
10~20歳年上と結婚しなければならない。
逆に、あとから入会してきた中年の女性に関しては、
結婚相手を用意してもらえない。ひどいw
これは、会の維持には、子供が多いほうが良く、
若い女性の方が健康な子供をたくさん産めるからである。
とすると、40代無職ニートの人はこの会に入ったほうが
得だと思う。
⑦幼稚園から、親と切り離されて、ヤマギシズム学園という学校に通う。
小中は地元の公立校にも並行して通うが、高校大学はこの学園に進むことになる。
最近では、高校は地元の公立高に行っても良くなった。
ヤマギシズム学園高等部だと、高校ではないので、高卒資格が取れない。
別に普通の大学へ進学しないので、問題は無いとされるが、
子どもの学ぶ機会を奪っていることになる。
⑧行くとしたら自分一人か夫婦で行くべきであり、子どもを連れていくことは、
子どもの未来を狭めるので、辞めたほうが良いと思う。
20歳超えた子供が一緒に行きたいというのであれば、
個人の自由で良いと思うが。
⑨入会前に、ヤマギシズム特別講習研鑽会(特講)
というものを受ける。
これを1週間体験した後に、入会するかを決める。
体験時には連絡手段、財布、時計など持ち物一切が取り上げられる。
そして、時間が分からない状態で、一日中話し合いをしたり、
講話を聞いたりする。
寝るときもランダムで決まった同性と2人で同じ1つの布団を使う。
これにより1週間ずっと睡眠不足になり、判断力も低下する。
そこでヤマギシズムを徹底的に入れられることになる。
このヤマギシズム特別講習研鑽会(特講)に関する本が、
kindle unlimitedであるので、登録してある人は、
ぜひ読んでみると良いです。
夢の入り口: ヤマギシ会特別講習会(特講)について (響流選書)
- 作者: 樹村みのり,永野久江
- 出版社/メーカー: 響流書房
- 発売日: 2017/05/23
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
※その一部を印象的な部分を紹介します
このような感じで、説得されて入会していきます。
でも、一切の財産の放棄が入会の条件なので、
実際に入会するのは10%もいないようです。
でも、入会せずとも会の考えに賛同し、寄付をしたり、
会の商品を積極的に買って応援したり
(商品は質が良く安いので、買うのはわかるが、それは人件費がかからないから)
自分はいけないけど、子どもは行かせようと小学部に通わせたりという
準会員が多いようです。
さて、入会するかどうかは個人の自由ですが、
メリットデメリットどちらもあります。
生活が苦しく、生きがいも無いという場合には一つ選択肢に入れても良いかも
しれません。
一度見に行きたいな~とも思いますが、
一度見に行ったら、死ぬまで帰ってこれなくなりかねないな・・・・
という怖さがあります。
⇒がっつり調べたいなら米本和広さんの本が一番詳しいです。
⇒ポップに調べたいなら、マンガで読めるこちらがお勧め。
私なりにさらに詳しく調べてみたいと思います。
ひとつのミニマリズムの極致であることは間違いないです。
ただ、良くない部分も含んでいるのでなんとも・・・・
もっとゆるい集まりが良いな~
2018/07/06記事作成