節約系ミニマリスト0.5~怒涛の和牛農家就農編

投資のための節約。節約のためのミニマリズム。和牛繁殖農家を目指す。

思想書は数ページで数時間は時間がつぶれるから、コスパ最高!でも頭痛くなる。

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どうも、節約系ミニマリストのルパン座3です。

 

私は読書をするときは、複数の本を並行して読んでいます。

Aを読んで、飽きたらBを読んで、それも飽きたら、軽めのCを読んで、

という形で、3冊を同時並行で読みます。

どのように3冊を決めるかというと、

 

①自分の読解レベル以上だけど、興味がある分野の本

②好きな作家の本

③読みやすいけど、興味が薄い分野の本

 

という3つを読んでいます。だいたい②が早めに読み終わるので、

そうすると②の本を他のほうに交換して1冊追加して、また3冊にします。

①1冊読み終わるころに、②が5冊、③が2冊読み終わっているくらいのペースです。

 

 

難しい本を定期的に読もう

特に①については、昭和の思想書をよく読みます。

思想書を読んでいるとは思えないような文章力で申し訳ないのですが、

私の高くはない読解力で何とか、噛み締め、噛み締めて、

何とか理解しながら読んでいます。

 

読み方としては、

各章ごとの要約を書くとしたらどうなるだろうかと考えながら、

章区切りで読んでいっています。

1回通したくらいでは全く意味が頭に入ってこないので、

5回くらい章ごとに読み直して、たまに前の章に戻ったりしながら、

読み進めます。

 

そのため、5P読むのに1時間かかったりすることもあります。

そして、読み終わるころには、軽く頭痛がしてくるくらいです。

でも、たまに頭痛が出るくらい考えるという時間を設けることは、

大事なことです。

 

もちろん、仕事中にそれくらい考えているわ!という反論もあるかもしれませんが、

仕事で役に立つような実学的な思考の時間以外に、

仕事では役に立たないし、友人と話をしても盛り上がりそうにもない

小難しいことを考えるという時間も別で大事だと思いますよ。

 

そのようなお題は本を読んだ後でも、時折思い出して、

「あれは、このようにも説明できるかもしれないな」などと

反芻して噛み締めて理解を深めるという遊びもできます。

 

 

丸山眞男の「日本の思想」を読んでいますが、まあ~読みにくい

まずは、作者紹介

 

丸山 眞男(まるやま まさお)

日本の政治学者、思想史家。東京大学名誉教授
丸山の学問は「丸山政治学」「丸山思想史学」と呼ばれ

経済史学者・大塚久雄の「大塚史学」と並び称された。

丸山は戦後日本に大きな影響を与えた人物ということもあり、

様々な立場から批判がなされているが、

自らそれに応えて論争になるといったことはほとんどなかった


プロレタリア革命を主張するマルクス主義者からは長年批判された
吉本隆明は丸山を、上空飛行的思考として批判した。
東大紛争では、全共闘の学生から、東大教授という立場に寄りかかった

権威主義者、大衆から遊離した貴族主義者であるとして批判された。

日本近代を代表する思想家として福澤諭吉を高く評価し、「福澤惚れ」を自認した。

丸山の『福沢諭吉論』はそれ以降の思想史研究家にとって、現在まで見過ごすことのできない金字塔的な存在となっている。
『日本の思想』(岩波新書、1961)の発行部数は2005年(平成17年)5月現在、

累計102万部。大学教員達から“学生必読の書”と評される

この中に収められている『「である」ことと「する」こと』は

高校の現代文の教科書にも採用されている。

高校の教科書にも取り上げられている、戦後の大思想家として有名です。

この日本の思想を読んでいます。

 

まだ全部は読んでいませんが、特に印象に残った話としては、

 

権利の上に眠る者という章です。

思い出せる範囲で書くと、

 

借金には時効があることを、金を貸している側は不当だというけれども、

自分は債権者であるという立場に安住し、

金を回収する努力を怠る人間はついには債権を喪失するのである。

 

日本国憲法でも、憲法が保障する権利や自由は、

国民の不断の努力によってこれを保持しなければならないとある。

つまり、不断の努力=絶え間ない努力によって、

つねに意識して行動していかないようなやつには、権利も自由もない

ということである。

 

生活の惰性を好むもの、

毎日の生活さえ何とか安全にすごせるなら、

物事の判断など人に預けてもよいと思っているもの、

椅子から立ち上がることより、

椅子に深く座りたいと思っているもの

などは、日々、自由になろうとする努力を怠っているので、

いつ自由がはく奪されても文句は言えない~

 

だいたいこんな感じのした。

ページとしては3Pくらいしかありませんが、

なかなか考えさせられる内容です。

 

声高に権利を主張する者は多いけれど、

権利を守るための努力をしっかりしていないと、

そんな権利は、はく奪されても文句は言えないということでしょうか。

ホームレスになってしまったら、各種いろいろな手当て、権利などを

失うというのは、まさにこの感じですね。

 

思想書は細かく要約を考えながら、

時に、自分なりに図化してみながら、う~んと頭をひねりながら、

読み込んでいくと面白いです。

間違っても、スタバで足を組みながらコーヒー片手に

読み解けるものではありません。

 

やはり、図書館などで集中して数時間向き合うのが一番の

読み方でしょうね。

暇つぶしにはもってこいです。

 

2018/10/08記事作成