どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
お金をかけずに起業する「しょぼい起業」を目指して動いてきましたが、コロナ禍の影響もあり一時撤退することとなりました。
そこでふと思いかえしてみると、うちの実家はめちゃくちゃしょぼい起業をしていたんです。
まず「えらんていんちょう」さんが提唱している「しょぼい起業」というものが何かと言いますと、
①店に住むことで家賃と店舗賃料の2重払いを防ぐ。そして通常のアパート家賃と同じか少し高いくらいの店舗を借りる。これにより大して儲けが無くても赤字になりにくいし、光熱費、家賃を経費として計上できる。
②店の改装は自分でやる。宣伝はSNS使うのと手配りチラシでやるなどしてコストを下げる。
③飲食店だろうと店内で自分の不用品を売ったりするのはOK(メルカリと同じで自分のモノを売る分には販売許可を取らなくても良い)
ほかにもいろいろあるけど私に関係するのはこんなところ。
そんでもってうちの実家はこれを実行していたのです。
まず、うちの実家は大工(兼業で農家、今は農家専業)でもあった父親が28歳の時に1年がかりで自分と友達とで作った家です。そのため材料費しかかかっていません。代わりに手伝ってくれた友人の家も建てるのを手伝っているので、手伝いのお金も払っていません。
そして、田舎によくあるミニコンビニ的な商店を家に併設していますので、店舗賃料を払わずに店ができます。
住居部分のすぐ横が店なので、母親が家事をしながら店番もします。
店員なんて雇いません。母親が出かけるときは子供が店番をします。私も小4とかで普通に店番をして領収書を書いて渡したりしていました。なかなかありえないことをしています。でも田舎なんてそんなもん。
店では文房具とちょっとした雑貨、お菓子、パン、飲み物、豆腐、カップ麺、インスタント食品などを売っていました。中学校の目の前だったので、中学生が学校帰りに買いそうなものをおいていましたね。
そのため、原価で豆腐とか牛乳とかが手に入りますのでお得。野菜は家の横の家庭菜園と商品として作っているさといもといんげんなどがあるので、ほぼ買わない。魚は親戚とか父親の友人がたくさん取れすぎたのを分けてくれる。だもんで肉くらいしかスーパーでは買わないのだ。
賞味期限が切れたパンは子供の朝食として流用。子どもの好きなお菓子も原価で変えるからお得。子どもの使う文房具も同じく。
併せて旅行などで都会に行ったときは、ぬいぐるみなどを買い込んできてそれに2割利益をのせて転売。売れ残ったものは親戚の子供の誕生日などであげる。
というような感じでめちゃくちゃ効率が良い。
私も読み終わった漫画を100円とかで店において勝手に売っていました。田舎過ぎて古本屋もないので置いたらすぐ売れました。
あとうちは小遣いがなかったので、夏休みとかは店番をしているときに、自由研究や作文など夏休みの宿題依頼の受付もして小銭を稼いでいました。作文1本500円とかで受けると結構依頼が来るのだ。
おかげで夏休みの宿題を5ターンとかやりこむので、塾にいかずとも成績が良くなったし、速く解いたほうが利益率が上がるから速解きが得意になった☆
ただ、その商売が中3の秋に学校にばれて、島外の高校への入試推薦が取り消しになったりしたけど、一般試験で受かったから問題なし。
こう考えるとそこそこ人口のいる田舎が一番しょぼい起業をやりやすいのかもしれないというか、周りの人間がみんなそんな感じになるよね。
田舎が嫌で沖縄の都市部に出てきたけど、実家に戻ったほうがしょぼい起業がしやすいのだ。ということで、改めて今後の計画としては、
36歳~40歳→今の仕事をしながら月当たりの家賃込みの生活費を7万円に抑えて月12万円ずつ投資に回す&ポスティングのバイトで月1,2万円稼ぐ&ブログで月5千円稼ぐ
41歳~失業保険もらえるまでの3か月間で中型トラックを運転できる免許と大型特殊免許を取る(実家でトラクターやトラックなどを公道でも乗るため)&失業保険もらいながら職業訓練校で中国語を使った接客術を学ぶ→修了後、短期で数か月働いてその接客術をある程度マスターする
42歳~43歳 台湾留学して中国語と台湾朝食の作り方をマスターしつつ、東南アジア旅行もする
44歳~ 実家で農家を継ぎつつ、台湾朝食屋を開く。台湾人中国人向けの小規模ゲストハウスも開く。
うむ、これでよかろう。
いろいろ回り道はしたが、結局実家から出なかったほうがしょぼい起業としては早めに成功していたな。どうせ今の仕事でそれほどお金は稼げないし、普通に実家の畜産業をやっているほうが倍稼げる。ただまだ実家に帰りたくないのであと4年半は沖縄でぼちぼち楽しくがんばります。
20200925記事作成