どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
私は「しょぼい起業」として元スナック店舗を住居兼店舗としてカレー屋をオープンしようと1年半動いてきました。
コロナ禍の影響により開業前にその計画は頓挫しました。
あと1年以上はコロナの影響による飲食店の苦境は続くことでしょう。わざわざ今の時期に新規オープンすることはなかろう。
なかろう!と思いつつも、ズルズルと撤退のタイミングを遅らせてきてしまいました。
それはまさに お金つぎ込んでしまったからもったいないというサンクコストの罠にかかっていたのですな。
だって、敷金礼金と店舗用の火災保険、エアコンの新規設置、強力なWIFIの設置などで30万円程度つぎ込んでしまっていたのですよ。
撤退すれば30万円がパああ~ですから。なかなか撤退できなかった。
でも、「このパチンコ台で30万円すったけど、だからこそ、この台は今からその分大当たりを連発するだろうからさらに30万円つぎ込もうと思う!」と話している人がいたとしたら、止めますよね。
さすがに、その理屈はおかしいと。
今のこの状況でカレー屋として利益だすのはそれと同じか、さらに困難かもしれない。
本業はやめないから本業との損益通算で税金を払わないで済むという手があるので、大損はしないけど、かけた時間の割には儲からないことは確実だった。そんなことをやる暇があればコンビニで夜間バイトをしたほうが儲かる。
そして何よりも今住んでいるアパートに引っ越したことで、家賃や光熱費で月2万5千円くらい生活費が下がった。
2万5千円×12か月で30万円節約できるので、今住んでいるアパートに移るだけで失った30万円は取り戻せるのだ!そう考えると、だらだらと勝ち目のない戦いを続けていた日々が馬鹿らしくなる。
ただ、無駄に使ってしまったお金のおかげでしょぼい起業に対する見切りが付いた。
ここで無駄金を使っていなかったらどこかで、起業したいという欲求が暴走して大損をこいたかもしれない。
今回の撤退のおかげで実家の農家を継いでお金を稼ぎつつ、少しずつ副業としてやりたいことを商売化していけば良いと思えるようになったので、決して無駄金ではなかったな。
無駄金ではなかったけど、コロナが流行りだした5月段階で見切りをつけるべきだった。その半年で半年分の家賃+エアコン設置などで無駄を広げてしまった。
前住んでいた元スナック物件は、10m横の店舗にカラオケスナックが新規オープンしてうるさくなったし、毎日猫のフン害に悩まされていた。不動産屋も最高にむかつくから会いたくないくらいのかかわりあいたくない人たちだったし、住んでいるだけでHPMPが減らされていく感じがした。
今住んでいるところは異常に静かだし、野良猫でないし、職場まで10分で行けるし、生活費が月2万5千円下がるしで最高なのだ。
こりゃあかんと思ったら1秒でも早く撤退するというのも本当に大事だなと思ったね。
逃げても逃げた先にまた新しい道が広がっているだけだからね~
20201122記事作成