どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
今回は珍しく、お金がない中でどのように生きていくかについて考えた、まじめな話です。
資産形成におけるポートフォリオの話ばかりが世間では聞かれますが、なかなか資産形成ができないという層が半分以上だと思います。んなもんできるか!とね。
私も何とか節約して投資にいお金を回すことで資産形成をしようとはしていますが、如何せん入ってくるお金自体が少ないので、なかなか厳しいです。
しかし、岡田斗司夫さんが提唱されている
「幸福な人生のための最適なお金だけではないポートフォリオ」によって、資産をあまり築けなくても、なんとか生きていけるのではないかという仮説を信じて生きております。
生きていくために必要な資本は、
①金融資産
②人的資本
③社会資本
の3つに大きく分類されると岡田さんは橘玲さんの著書から説明されています。
ザックリいうと、
①金融資産はそのままの意味で、土地などを含む財産全般を指します。
②人的資本とは、自分自身の稼ぐ能力です。
③社会資本とは、自分の周りの人々(家族、友人、お金でつながっている会社の人など)との協力で得られる力です。
この①~③の力のうち、どれをもっているかによって8つのタイプに分かれます。
ポートフォリオによる8タイプを説明
タイプ1 超充
金融資産、人的資本、社会資本すべてを持っている超人。今からこれになることはほぼ無理。
タイプ2 リア充
人的資本、社会資本はあるが金融資産は無いタイプ。
バリバリ稼げてパートナー、子供もいて、友達も多いイケてる大手企業の社員タイプ。
タイプ3 旦那
金融資産、社会資本はあるが、人的資本は無いタイプ。
バリバリ稼ぐ能力は無いが、金と人望があり、人に投資するタイプ。
タイプ4 金持ち
金融資産、人的資本はあるが、社会資本は無いタイプ。
バリバリ稼ぐ能力があり、それを投資に回す頭もある。ただ人望がない。
イケダハヤトさん。
タイプ5 退職者
金融資産のみあるタイプ。
バリバリ稼ぐことはせず、人に投資することもせず、配当などでゆったりくらす。
セミリタイアの人もこれ。周りの人ともそこまで密に絡まない。
タイプ6 ソロ充
人的資本のみあるタイプ。
生活できる程度にそこそこ稼ぐが投資などはせず、自分の好きなことにお金を使う。周りの人ともそこまで密に絡まない。
タイプ7 プア充
社会資本のみあるタイプ。
稼ぐ力はそれほどないが、友人のツテやコネなどをうまく使い、お金のかからない趣味でわいわい楽しく生きる。田舎のマイルドヤンキータイプ。万引き家族。
タイプ8 貧困
3つ全てないタイプ。
タイプ5~7の人間が残された一つを失ったときに陥ることが多い。
旦那タイプになりたいソロ充
元々私はソロ充タイプだったと思いますが、少しずつお金をためて旦那タイプになりたいな~と考えています。
ただ、人望・・・ということを考えると、慣れたとしても金持ちタイプにしかなれないかもしれない。
副業としてカレー屋を始めたり、実家で農家をしながら複業としていろいろなところに手とお金を突っ込んでいって旦那タイプになりたいな。
とりあえず3つのうち2つを手に入れた人間は、生活の不安がほとんどなくなります。
1つしかない人間はもろいです。
友人関係でもって田舎で商売をやっている人間だと、その関係が壊れると途端に商売が成り立たなくなり、その地域に住むことすらできなくなってきます。
ソロ充タイプも仕事を失ったときに、頼れる社会資本と貯金が無ければすぐにホームレスに転落してしまいます。
結婚することにより2つを家族という単位では手に入れるということもできます。
とりあえず社会資本はまちがいなく強化されます。弱くなるのは駆落ちでお互いの家族を捨てるというケースくらいですね。
このポートフォリオで考えると不倫は貧困への特急券です。
①慰謝料で金融資産減る
②職場関連の不倫だとクビにもなり人的資本失う
③友人、家族から縁を切られたり、離婚になったりして社会資本を失う
ひどいもんです。
結婚していない人間が恋人を作る分には、恋人側の友人家族ともつながれると考えると社会資本が広がりますが、不倫だとこっそりやるものなので、社会資本はなかなか広がらないし。
どの方向で生きていくかによって、日々の行動の優先順位も変わってきます。
友達も家族もいない!という人はすでに一つを落とした状態で生きていることになるので、状況が厳しい。
ただ、どちらにせよ3つ全てを失わない限り何とでもなると思うと心強い。
老後のお金が無いなら、老後でも楽に働き続けられるような人的資本を手に入れられるか、老後でも社会資本としての友人などに助けられながら生きるかですな。
20200309記事作成