節約系ミニマリスト0.5~怒涛の和牛農家就農編

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「さいたま小4男児殺害事件」の義理の父親は、はたしてそれほどにクズなのだろうか?

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どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。

 

さいたま市で小学4年生の男の子が殺害された事件で、警察は死体遺棄の容疑で同居する32歳の義理の父親の逮捕状請求の手続きに入った。

というニュースが入ってきました。残念な悲しいニュースでした。

headlines.yahoo.co.jp

この事件について、義理の父親について責め立てるコメントがあまりにも多いので、義理の父親の立場状況に立って、少し考えてみました。

 

「本当の親じゃないくせに」と子供が言ったことが、殺害の引き金となったとの供述があるそうですが、それを見て批判コメントの多くが、「そりゃあ~無職の義理の父親なら言われても仕方がないし、それくらい言われる覚悟で結婚したんだろう?」という言葉でした。

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でも、本当にその覚悟がなかったのだろうか?と考察をしてみました。

これから書くことはあくまで仮定の話であって、そのような事実証拠が出ているわけではありませんので、クレームはやめてね。

 

 

私の仮説

①現在は無職ではあるが、東洋大学で社会福祉について学んでおり、おそらく社会福祉士などの専門的な資格を取得し、介護の管理職側の仕事をしていた。

 

②介護職は前線の現場で働く介護福祉士やヘルパーも大変だが、離職率が高い安定しない現場を取り仕切る管理職はさらに大変。仕事がつらくて精神病みそうだった。

※前職が音楽関係の仕事だったという情報もある。その場合だと、前職の前で介護職についていて、その後夢を求めて音楽関係の仕事に転職したのかもしれない。

そうだとしても、音楽関係では給料は高くはないだろうから、それはそれで精神がやみそうだった。

 

③結婚を機に、42歳教職員という年齢的にも収入が高くなっているであろう妻から、

「私の給料だけで生活は十分にできるから、専業主夫としてしばらくゆっくりしながら、自分に合った仕事を探したら?」という言葉をかけてもらった。

 

④この家族が住んでいるのは、教職員の家族向けの集合住宅である。

教職員である母親のメンツもあるので、だんなが無職であると周りの教職員やその家族に知られるのは良くない。だから、極力日中家から出ないで家にこもっていた。

→このようにひきこもると、精神も病みやすい。

 

⑤前職である介護系or音楽系の仕事はもうしたくない。でも、そうなると前職の経験を生かせない32歳では、なかなか仕事も決まらない。

 

⑥仕事が決まらないけれども、専業主夫として精一杯妻を支えていたし、息子の面倒も見ていたつもりだった。10歳年上の妻のひもになろうとなど考えてもいなかった。ただ、なかなか思うように仕事が決まらなかった。

 

⑦教員の妻が忙しい分、自分がしっかり子供を見なくてはという思いから、日ごろから息子に頻繁に注意を入れたりしていた。でも、なかなかうちとけることができなかった。話しても話してもなついてはくれなかった。

息子からすれば大好きな母親を取った男であり、しかも今は無職で、母親の金で遊んでいるくせに、えらそうに口だしてくるクズに見えるから憎まれていた。

 

⑧そのような日々の中、英語塾に遅れそうになっていた息子に注意を入れたところ、

「本当の親じゃないくせに!」という憎たらしい言葉を浴びせられて、カッとなって近くにあったひもで首を絞めてしまった。

そんな感じではないだろうか。

 

なかなか仕事が決まらない自分へのふがいなさ。

無職であることを隠して、日中ひっそりと暮らさなければならない住環境。

それでも焦らなくて良いと言ってくれる年上の妻のやさしさに対する申し訳なさ。

きちんとしつけなければと息子に接するも、一向になつかないことへの苛立ち。

ストレスがピークになりつつある中で言われた、息子からの「本当の親じゃないくせに」という、継父に対しての伝家の宝刀。

 

このコンボでやってしまったということであり、自分が同じ条件になったとして、はたして、100%確実に怒りの気持ちを抑えられただろうかというと・・・確実ではない。

 

 

あと一番言いたい事は、

決して、覚悟無しに再婚したわけではないだろうという点です。

この義理の父親は32歳で、42歳で9歳の連れ子がいる教職員の母親と結婚をしたわけです。

 

これまでの連れ子虐待死の事件では、母親が教職員だったケースはあまりない。

言ったらなんだが、もっと軽い感じの仕事が多い。頭の良い感じがしないケースが多い。

 

それらのケースと比べると、ヒモとしてたかりにくいケースであるし、42歳という年齢だと、この母親との実子を作ることは難しいだろう。

それなのに結婚したということは、連れ子である息子を実の子どものように育てるつもりだし、そのためにもしっかり仕事をしなければという気持ちだったんじゃないかな。

よくある連れ子を虐待する義理の父親のケースとは違う気がするな。

 

でも、子供は時にきつい言葉を遠慮なしにいってくることもあるからさ。

「本当の親じゃないくせに」は「あんたなんか生まなければよかった」と同じくらい、言ってはいけない、超えてはいけないラインではあるよね。

もちろん、それが殺して良い理由には全くならないけど。う~ん。

 

連れ子が物心ついてからの再婚は、子供が18歳を超えてからが良いのかもしれないな。

でも、愛する人との実子は欲しいものだしな。

むずかしい・・・

 

2019/09/20記事作成