節約系ミニマリスト0.5~怒涛の和牛農家就農編

投資のための節約。節約のためのミニマリズム。和牛繁殖農家を目指す。

豚コレラの大流行を見ていると、狂牛病の風評被害で大学いけなくなるところだったことを思い出す

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どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。

 

中国で豚の4割を殺処分する羽目になった豚コレラが日本でも流行し始めています。

豚コレラは人には移らないので、まだ風評被害による買い控えまでは起きていませんが、養豚業者への影響は大きいことでしょう。

 

 

さて、豚コレラと聞いて思い出すことは、2000年前半にあった狂牛病騒動です。

イギリスでの狂牛病流行から始まり、アメリカでの発生をもって、日本中を混乱させました。狂牛病に関しては、それになっている牛の特定部位を食べると人間にも移るといわれています。

 

そのため、脳がスポンジ状になっている狂牛病の牛の脳の写真などがワイドショーで放送され、その後アメリカ産牛肉の輸入禁止にいたると、誰も牛肉を買わない状況になりました。

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さて、そんな2000年に黒毛和牛の生産農家になったのがうちの実家ですw

タイミングドンピシャ!

2000年に母牛を20頭購入し、その生まれて1年かけて育てた子牛(といっても300kgくらいになっているけど)をセリに売り出そうとした2001年にまさに狂牛病による風評被害がぶつかりました。

 

実際に日本で狂牛病と診断された牛はこれまででも36頭のみですし、その36頭中28頭は北海道での生産牛でしたし、九州では熊本の1頭のみでした。

なので、鹿児島のしかも離島であるうちの実家には関係のない話でした。

 

 

しかし、牛のセリでの販売価格は以前の半額まで下がりました。その当時、販売価格の半分が生産経費にかかりましたので、儲けが全くないという価格です。

国が支援もをしてくれましたが、生産農家を始めるにあたり1000万円のローンも組んでいましたので、家計は火の車ってやつでした。

 

ということで、滑り止めとして東京の農学部しかない某私立大学には受かっていましたが、そこに通うとなると毎月10万円を超える奨学金を取らないといけない&大学生活バイト三昧となりました。

それでも滑り止めに私大を受けた理由は、センター試験をめちゃくちゃすべったからでした・・・・

 

さらにランクを下げて、余裕で受かる予定で出したはずの前期試験で出した国公立大学にも不合格し、後期試験で沖縄の某国立大学になんとか拾ってもらい、ギリギリ大学へは行けることに。

 

めっちゃ貧乏ということで、大学4年間は授業料半額免除の申請が毎回通り、半額で通うことができたので、奨学金とバイト代のみで、仕送り無しで乗り切ることができたのでした~

いや~まさか狂牛病で人生狂わされるとは思わなかったね。

お金があったら浪人していただろうし。

 

でも、おかげでその縁で沖縄でゆったりノンストレスで働けていることを考えると、この世に絶対的な正解なんてないんだろうなと思うね。

どの道に行こうが、何とかなるし、それなりに楽しい。

この道行ったら終わりだと思うと視野が狭くなるからね。

 

はい、ということで、豚コレラで豚買い控えはやめようぜ!

 

2019/10/07記事作成