今回は心理系資格に踊らされないようにする話です。
どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
先日集団ストーカーの妄想に取りつかれているであろう人が、コンビニのトイレに貼っていたポスターについての記事を書きました。
それもあって、ふと思ったのですが、心理系の資格って多すぎませんか?
ちなみに国家資格である心理職資格は、公認心理師という2017年施行の資格と精神科の医師のみです。
大学院までいかないと取ることができない臨床心理士ですら、一応民間資格です。
他にも大学もしくは大学院までいかないと取れない資格は、学校心理士、臨床発達心理士、ガイダンスカウンセラー、認定心理士があるそうな。
国家資格ではないにしろ、専門の大学や大学院まで出ないと取ることができない上記の資格はまだ信ぴょう性があります。
ただそれ以外に上記の資格と誤解を招くような、通信教育でちょこちょこ勉強するだけで取ることができる資格が多すぎるのです。
カウンセリングをする心理カウンセラーという肩書の人間なのに、対面でカウンセリングをする訓練を積まずに取れる資格しかもっていない、それはカウンセラーというより占い師かなんかなのか?という人間もいます。
不登校小学生ユーチューバーゆたぼんのパパは、「日本メンタルヘルス協会」の講座で心理について学び、心屋仁之助さんは「日本NLP協会」の「プラクティショナー」と「マスタープラクティショナー」の認定コースを受講した経験があるとのことです。
つまり、きちんとした公的機関で体系的に学んだ心理カウンセラーではなく、自己の経験からくるものでカウンセリングをしているということです。
他にもメンタルケア心理士、精神対話士という通信教育で取得できる資格も最近人気です。
対話で心をケアするスペシャリスト《精神対話士》の 人の話を「聴く」技術
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別に人をだまして何万、何十万円もする情報商材を売りつける悪徳商材屋というわけではないでしょうから、別に好きにしたらいいと思っていました。
ただ、どうにも謎のそれっぽい心理系資格が広がりすぎているのです。
そして、その中には病んでいる人を食い物にしているカウンセラーもいる。
どのカウンセラーがきちんとした心理カウンセラーかどうかは、特に病んでいる人間には判断がつきにくい。
基本私は、臨床心理士資格がないのに心理カウンセラーを名乗っている人間は、相談
相手として選ぶべきではないと思う。それは、経験豊富な占い師に相談をしているようなものでしかない。
というか、本当に精神が参っているのなら、気持ちとか根性とか気の持ちようとか、愛などでは治るものではなくて、投薬による助けが必要だと思うよ。
だから、謎のカウンセラーに話をするよりも、謎の精神系の本を買うよりも、まずは精神科医のところを訪ねるべきだろう。
nkobi1121 ココロの病気かと思っていたら実は腫瘍や感染症のせいだったりするから、まずは除外診断で体の病気じゃないことを確認してから精神にアプローチするようにして欲しい。
追記:現役の精神科医をされている猫pさんから、上記のコメントをいただきました。
まずは精神科と決めつけず、除外診断に行きましょう!
謎のカウンセラーに通っても、健康保険適用外だけど病院なら保険適用もされるから、費用的にも抑えられるし。
そもそも保険適用されないカウンセリングってことは、国が認可していないカウンセリングなわけですよ。
そういうところにお金を払うよりは、さっさと投薬受けながら医師からカウンセリングを受けて直すべきであり、通院で治らないようなら入院して集中的に直すべきなのだ。
だから、精神科に行くタイミングが遅れる原因となるような、エセカウンセラーとエセメンタル本はなくしていくべきではないだろうか。
2019/11/11記事作成