どうも、節約系ミニマリストのルパン座3です。
今回は英単語の暗記の仕方の新常識である、
「語源から覚える」ということに特化した本の紹介です。
皆さん、今まで英単語をどのように覚えてきたでしょうか?
ぶつぶつなんども唱えながら覚えたり、小テストを繰り返して覚えたり、
書いて覚えたり、聞いて覚えたりとといろいろやってきたと思います。
でも短期記憶はすぐ忘れてしまいます。
きちんと理由を理解して、覚えたエピソード記憶だったら、
いつまでも覚えておくことができます。
語源から覚えるというのが、
今のどきの英単語学習の新常識です。
英語だとぴんとこないかもしれませんが、
漢字を覚えるときには、同じように語源から覚えているものです。
例えば、さんずいがついてるから、水に関係するものであるとか
海にいる月のような形をしている生き物だから海月(クラゲ)
と書いたりするなど、語源から推測すれば
暗記がしやすいのです。
それの英語単語版です。
語源から覚えるという点を価され、
今年2018年のの5月に出された本で8月で既に5刷り目です。
10万部以上売れています。英語の単語の本で10万部は驚異的です。
初版だと名詞を動詞とも書いていたりと誤植が多く、
ネットで叩かれていましたが、5刷り目ということもあり、
今は直っています。
かならず、初版ではなく最新版を買いましょう。
さて、そうは言っても語源で覚えるということは、
どういうことなのか?とピンとこない方も多いと思います。
実際のページを見ながらそれを説明します。
これが語源図鑑の中身だ!
例えばこのcontractと言う単語は,
conとtractの2つの単語に分けることができます。
conとかcomは、共にと言う意味です。
company会社などで考えると分かりやすいと思います。
tractは引くと言う意味です。
共に引く⇒引き合うと言う事は、握手しているようなイメージととらえると、
「契約する」という意味になり、
自分と病気とが引き合うと考えると、「病気にかかる」という意味になり、
お互いに引き合うという事は、引きあった結果、間の隙間が「収縮する」
という意味になるわけです。
分かりやすいイラストから意味をイメージしやすくなっています。
そして、この本の凄いところは、このcontractという単語の一部分を使って、
他の単語もまとめて覚えてしまえるところです。
例えば、
~の方向にという向きを表す「at」に「tract」を合わせると、
引き付けるという意味になると派生していきます。
トラクターで引っ張っているイメージ図もあるので、想像がしやすいですね。
このように、接頭語や接尾語のようにして、
他の言葉と合体して別の意味の単語が作られていることも多いのです。
漢字の部首もこのように組み合わせて考えると思いますが、
それを英語でもできるようになります。
このように語源がわかれば初めて見る単語でも、
ある程度意味を想像することもできるようになります。
そうすれば暗記しなければいけない総量は格段に減ります。
これがこの語源図鑑の素晴らしい点です。
慣れれば慣れるほど覚えなければいけない単語を
どんどん減らせるという利点があります。
ちなみにこの本文の単語を全て覚えるだけでも、
単語を1000個覚えることができます。
英語の長文読解において、1000単語分かっている単語が増えると、
格段に正解率が上がると言われています。
そして、この1000単語覚を語源ベースに覚えることによって、
その後の数万の単語を、より効率よく覚えられるようにもなります。
語源さえわかれば、その組み合わせ次第で、初めて見る単語でも意味が
推測できるのです。
例えば、歩行者pedestrianとかも、初めてみたらなんだこれ?となりますが、
pedestrian only とかで、歩行者専用道路の標識に書かれている単語です。
pedが足にまつわる部分、ianは~な人なので、
歩行者と予想ができるとかです。
実際としては、ラテン語の「pedeser歩いていく」に「~な人のian」
を付けたものだと理解しておくと完璧です。
まさに、英単語理解のきっかけとなる素晴らしい本だと思います。
英語の単語が覚えられない受験生だけではなく、
英語が分かった方が海外旅行にも行きやすいですので、
社会人の方も、ぜひこの本買って
英単語を勉強し直してみてはいかがでしょうか?
同じ作者で、前置詞や使い分けが難しい単語の使い分け方の
本もあるので、これも読んでみるとより良いでしょう。
英語に限らず、語源や成り立ちから物事を理解していくと、
その物事を深く理解できるので、何かを理解したいときには、
それらを調べてみるのはおすすめです。
時間つぶしにはもってこいですし、普通の人がまず知らない話を
自然にできるようになります。
2018/08/04記事作成