どうも、ふと、イヤイヤとイケハヤって音の響き似ているな~と思った、節約系ミニマリストのルパン座3です。
ということで、イヤイヤ期とイケハヤ期は同じような現象であるということについて書きたいと思います。
2歳前後のときに、幼児が何でもかんでも「イヤ~ッ!」と嫌がりだすのがイヤイヤ期ですね。
イヤイヤ期の要因は、
①自己の芽生え
自分が何がしたいかさえ分からないくらい、自分の状況が理解できていなかった状態から脱し、自分の要求を他人に主張できるようになる。
②身体能力の向上により生活空間が拡大し、やりたいことが増える
今までは走れなかったが、走り回れるようになることで、もっと遠くまで行きたい、あの届きそうなものが何か見たいという感情が出てくる。
しかし、それは危険な行動であったり、親からするとめんどくさい行動だったりするので、やらないように注意される。
でも本人には、なぜそれがだめなのか分からないので抵抗する。
③少ない語彙、つたない言語能力
ちょっとだけ嫌なものも、すごく嫌なものもいっしょくたで「イヤ!」と表現している。それを言い分ける言語能力が無い。
だから、イヤイヤ言っていても、実際はそこまで嫌でもなかったりする。
④自尊心の芽生え
~したいから「イヤ!」と言っているわけではなく、単に従いたくないだけなときもある。
はしを使いたいのに、「スプーンのほうがいいよ」と言われるとむかつくとか。
他にもいろいろあるとは思うけど、私の理解としてはこんな感じかな。
子供どころか奥さんすらいないので知らんけど。
さて、会社勤めをしている人間がイケダハヤト(通称イケハヤ)さんにあこがれて、会社を辞めてフリーランスになろうとする時期を、
イケハヤ期
と仮に呼ばせてもらうと、イヤイヤ期とイケハヤ期の状況が似ていることが分かります。
ある意味、社会人になるということは第二の誕生であります。
社会人になるまでは、高校にせよ大学にせよ、「何かを誰かから学ぶ」という受け身の学生という生き方でした。
しかし、社会人になって、最初は教えられはするものの、だんだんと自分で独自に考え、自ら行動していかなければならない、そうしないと生活費を稼げないという全く違った生き方になります。
これは、第二の誕生と言っても良いくらいの大きな変化です。
したがって、社会人になってある程度なれてきたときに、イヤイヤ期と同じような、会社に対する拒絶反応が始まるのです。
前述した4項目と照らし合わせてみましょう。
入社当時は特におかしいと思わなかった会社のやり方を、友人の勤めている会社の状況やネットでの情報から疑い始めるようになります。
そして、「こうすべきです」という主張を上司に対してやるようになります。
知識も付いてきて、「こういうことをやりたい」という願望も出てきます。
しかし、上司からすると、そのような主張や要望は費用対効果から考えたら、論外のクソみたいな空想的な意見な場合もあります。
その場合はその意見は却下されるわけですが、まだ若手の社会人はそれが理解できずに、「俺がこんなにも良い意見を出しているのに、会社は聞いてくれない」となります。
この流れはイヤイヤ期にとてもよく似ていますよね。
もちろん、上司や会社自体の考え方が古く、若手の正しい意見を吸い上げられていない場合もあると思います。
その場合にしても、若手がもっと相手を説得する能力や根回し力、具体的なデータを示して、どう良くなるのかを説明する能力が高ければ、上に意見を採用してもらえる可能性が上がります。
この点も、イヤイヤ期特有の言語能力の乏しさにつながります。
でも何より一番は自尊心の芽生えかもしれませんね。
「俺の力はこんなもんじゃない!会社に縛られず、フリーランスで好き勝手にやらせてもらう方が俺の能力を発揮できるんだ!」という感情です。
ということで、やっぱりイヤイヤ期とイケハヤ期は似ていますよね。
イヤイヤ期はイヤイヤ言っていても、親は子供を見捨てはしないので、問題なくそのまま生活をすることができます。
でも、イケハヤ期にイケハヤさんにあこがれて、「俺はフリーランスで稼ぐんだ!会社勤めはもう嫌だ!」と会社を辞めた大人は?
フーリーランスとしてやっていけなかったときに、生活ができなくなりますわ。
だから、安易に今の仕事がきついからフリーランスになりたいという気持ちで、会社を辞めるべきではないと思う。
イケハヤさんやその周辺の人間は、フリーランスとして稼ぐ能力が高いのです。
でも周辺の周辺をちょろちょろしている、Twitterでポエムチックな仕事論を1日30ツイートとかしている小者たちは、イケハヤ界隈の餌食になって、お金を巻き上げられるだけです。
だって、能力が低いのにフリーランスなんてやっているわけですから。
基本はフリーランスになって成功する人間は、仕事が嫌で辞めたのではなく、仕事以上にやりたいことがあるから、仕事を辞めた人たちです。
攻めの退職ですわ。逃げの退職じゃなくて。
だから、どうしてもフリーランスになりたい人は、副業として始めてみて、うまくいきそうだったら、本業をやめてフリーランスになれば良いです。
実は、イケハヤさん自身も最初はそのように勧めていた。
最近ではフリーランスになりたい人間から金を巻き上げるためなのか、ろくに準備もしていない能力の低い人間にもフリーランスになることを勧めているから、ちょっとどうなのかな~と思う。
会社員に向いていないけどフリーランスに向いているという人間には、イケハヤさんの言うことは参考になると思う。
でも、会社員すらできない人間が、より大変なフリーランスとしてやっていくというのは普通は難しいのではないかな~
しょぼい起業で生きていくのえらてんさん界隈のフリーランスの人たちの能力の高さって言ったら、すごいですからね~
フリーランスをやるなら、あのような人たちではないときついかもしれない。
やるとしたら、失敗したときの被害を最小にできる、
「しょぼい起業」が良いのではないだろうか。
ということで、社会人にとってのイヤイヤ期であるイケハヤ期に、安易にイケハヤさんのようになれると思って、フリーランスになろうなどと安易に考えてはいけないよ。
1日5千字くらいブログを毎日書き続けられる人間ではないと、そもそもブログの神だったころのイケハヤさんの足元にも行けないからね。
正当な主張なのか、単に2歳児的なイヤイヤを言っているだけなのか、自分の主張と能力をてんびんにかけてよく考えたほうが良いと思う。
フリーランスになることが脱社畜とは限らない。
働きながら脱社畜を目指すこともできるよ。
2019/04/19記事作成