どうも、ゆるいてんちょうです。
なんとなく、原文にあたろうと思って読んでみました。
別に私は反韓思想の持ち主ではないですよ。
韓国人優秀だし。
英語がうまいことを鼻にかけて、こちらの下手な英語を馬鹿にしてくるから、旅行先ではちょっとむかついたことあるけど。
www7a.biglobe.ne.jp
外務大臣として椎名悦三郎もいるが、実際交渉を取り仕切ったのはこの政治家ではないみたいですね。
仕切ったのは、後に出てくる久保田&高杉。
交渉の結果、お金は支払うが「賠償」ではなく「経済協力」になった。
請求権問題で交渉決裂を繰り返したが、植民地支配の責任を認めない日本側の主張が大平・金鐘泌の密約によって合意されることになった。
朴政権(パククネの父親)は国内の猛反対を押し切って、名を捨てて実を取ろうとしたと言われる。
軍事独裁である朴政権としては、多少不利な条件で締結したとしても、自分たちの裏金などにも使えるし、ある程度自由に使える資金を大量にもらえることは得だったのだろう。
個人賠償にそのお金を使ったら、国を発展させて自分たちがより儲かるようにするふうにお金を使えなくなるから、個人に賠償戦でいいから全部朴政権に寄こせ!という風にしたのだろうか。
ただ、韓国は個人補償を含む8項目要求を提出したが、
植民地支配は朝鮮に対して「経済的にも文化的にも貢献」したと日本は主張を譲らなかったそうで。
どうやら、マジでそのように日本のトップの人たちは考えていたようだ。
ということで、朴政権に金+個人賠償は無理そうだから、個人賠償のほうは無しにして、その代わりに朴政権に入るお金を多くしてもらったのだな。
だから、朴政権の交渉もよくなかったのもあるかな。
あと、韓国側を激怒させた発言としては、
最初の交渉代表である、外交官の久保田貫一郎の発言
「(韓国が)賠償を要求するなら日本は、その間、韓人に与えた恩恵、すなわち治山、治水、電気、鉄道、港湾施設に対してまで、その返還を請求するだろう。
日本は毎年二千万円以上の補助をした」
「当時を外交史的に見たとき、日本が進出しなかったらロシア、さもなければ中国に占領され現在の北韓のように、もっと悲惨だったろう」
この発言は久保田妄言と呼ばれ、これにより代表を外される。
いらんこと口に出すなって。
控室で日本人同士で話しているならまだしも。
どんだけ失礼なんだろう。
次の交渉代表、高杉晋一の発言
高杉晋作の子孫!?と思いきや全然関係ない人。
三菱電機の社長。
なぜ民間人のこの人を交渉担当に連れてきたかというと、交渉がうまいからよね?
でも・・・
「日本は朝鮮を支配したというが、わが国はいいことをしようとした」
「日本は朝鮮に工場や家屋、山林などをみなおいてきた。創氏改名もよかった。朝鮮人を同化し、日本人と同じく扱うためにとられた措置であって、搾取とか圧迫とかいうものではない」と述べ、植民地支配を正当化した。
ん~そう思っていたとしても、なぜ交渉の場で口に出すのよ。
ということで、交渉に支障が生じ、あとあと発言は撤回されたそうだけど。
日本にはまともに交渉ができるやつがおらんのか?
締結後の椎名悦三郎外相の発言
「あくまで有償・無償5億ドルのこの経済協力は、経済協力でありまして、韓国の経済が発展するように、そういう気持ちを持って、また新しい国の出発を祝う点において、この経済協力を認めたのでございます」
なるほど、こうなると韓国側が日本は謝っていない!と怒るのも無理はない。
日本は誤っていない!と主張しているわけだからね。
条約締結により、
無償3億ドル、有償2億ドルを韓国側に支払い、
請求権問題は「完全かつ最終的に解決された」と条約には書かれている。
日本側は謝罪し、補償したかのように主張するが、あくまで経済協力であって、補償ではないとする矛盾がここにはある。
責任がだれにあるかを白黒つけずにごまかしつつ、あいまいにふわっとした取り決めをする「玉虫色」の決着をするから、あとあとややこしくなるのだね・・・
もろもろ、韓国をなめまくっていたのだろう。
まさか、ここまで韓国が伸びてくるとは予想していなかったんだろうね。
たしかに私の実感として、90年代でもそんな気はしなかったもんな。
まだ考察の途中ではあるけど、きちんと第一文献を読んでみて、そのうえであれこれ言うことが大事だなと改めて思いました。
誰かの意見を聞いた誰かが言っている意見を、また聞きした誰かの意見みたいなものばかりネットでは流れているから、最初の文献を読むこと大事だね。
それにしても、いつでも日本人は要らん失言するな。
2019/05/23記事作成