どうも、節約系ミニマリストのゆるいてんちょうです。
私はあと1年半で今の会社を退職し、実家の和牛繁殖農家継ぎます。
このブログで何度も書いていますが、和牛農家は和牛の販売利益における所得税と住民税が免除となっています。
ということで、他の農家に比べて節税対策がザルになっていることが多いです。
頑張って経費に上げてもどのみち税金免除なので、頑張りがいがない。
ただ、社会保険料(年金と健康保険)については、所得から控除額を引いた後の金額に課税されるわけではなく、所得そのものに対してかけられます。
そうなってくると、年間所得800万円くらいのうちの事業規模だと夫婦年間120万円くらい社会保険料がかかる。なにせ国民健康保険は家族を扶養にいれるということもできないから。
所得が上がれば上がるほど社会保険料は増える・・・・
小規模企業共済とかiDeCoで控除&投資貯金をしたとしても、控除前の金額にかかるから社会保険料は減らせない。
どうしたもんかな~と思っていたのですが、「マイクロ法人」という手があるのですね。良い動画を見つけました。
第84回 【有料級】独立のための完璧な「家計ノウハウ」を解説【会社辞めたい人必見】【マイクロ法人】【稼ぐ 実践編】 - YouTube
やり口としましては、
①利益が出るか出ないかくらいのマイクロ法人を別事業で起こす。
②このマイクロ法人で社会保険料は支払う。その場合毎月の役員報酬を月額4万5千円、年額54万円にしておけば、給与所得控除55万円内に収まるのでこの法人からの所得税、住民税は発生しない。
③この条件だと年間の社会保険料は26万4千円に抑えられるし、家族も扶養に入れられる。
④ちなみに売り上げを80万円としておくと、役員報酬54万円、会社負担分の社会保険料13万円で経費が67万円。利益が13万円。これに税金がかかり9万6千円。利益は3万4千円。全然利益が出ていないが、この法人は社会保険料を払うためのモノと割り切る。
まとめると、今まで120万円社会保険料を納めていたのが、
年間の社会保険料(個人)26万4千円
(この内、国民健康保険料は2万円行かないくらい。国民健康保険料は所得1千万円とかだとMAX100万円くらい取られるが、この手法なら2万円になる☆)
年間の社会保険料(法人)13万円
年間の法人への課税9万6千円
合計49万円の支払いで済むようになる。年間70万円の節税。
年金は累進課税ではなく一定なので減らないけど、国民健康保険料はMAXに近かかった金額がMINになる。
扶養が使えるので、家族が多いほどメリットが多くなりますね。
あと社会保険料のうち国民健康保険は毎年掛け捨てしている保険みたいなもんだけど、年金については厚生年金になるから、老後にもらえる年金も増えます。
もちろん役員報酬分は私の所得になるけど、個人事業主でも給与所得控除が年間55万円あるからそれでなくせる。
そもそも本業の和牛農家のほうで所得税と住民税が課税されていないので、取られるお金は年間50万円程度のみか。
これはすばらしい・・・・
年収320万円の今の私でさえ、もっと払っているからな。
問題は別事業を何でやるかだけど、
①ブログとyoutube収益
②実家の前に自販機を置いてその売り上げ
③小規模のお持ち帰り専門のカレー屋とかカフェとか
などでやれば簡単だ。結婚できていれば奥さんにその事業をやってもらえれば話が早いが、それが難しければ、ボケ防止として父母に店番させればよいか。役員報酬を小遣い代わりに渡せるしな。
資産運用会社として使うこともできるので、200万円分くらい会社名義でETF買って、その配当を利益として良い。
更に法人名義で社宅という形にすれば、家賃の8割とかを経費にもできる。
農家になると社会保険料無駄に高くてやってられんな~と思っていたけど、これで解決できそうだ。
どうにも、こういう合法だけど大っぴらに書籍化して公表しにくい節税の話はなかなか聞けないのでノウハウが分からんのだよな。
こういうのをしっかりと適法処理したうえでブログなどで公表していけば、助かる農家も相当出るはずだ。
5年後にはそういう農業節税ブロガーを目指していこう。どうにも農家は節税をしなさすぎる。全国300万人の農家を読者とする農業ブロガーになるのだ。
20210727記事作成